GReeeeN × MixChannel
beautiful days
歌詞動画コンテスト
Member Interview
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アルバム『縁』全曲解説
「いい曲ができた。バンザイ!」というのが楽しかっただけ
GReeeeNのインタビューってこれまで見かけたことありませんが、本当に受けてなかったんですね。そもそもメディアに顔を出さないという戦略はありましたが、なぜインタビューを受けてこなかったんですか?
いや、インタビューをする機会が気づけばなかったというか。「僕たちにはこういうこだわりがあって」というのはまったくなくて、単に忙しかったということなんですよね(笑)。
制作に集中したかったと。
基本的には土日がレコーディングなんです。で、月~金はみんなバラバラで、たまに土曜も病院があると日曜だけが休みで、そうなるとなかなか4人揃う機会がなくて。制作でいっぱいいっぱいという状態なんです。
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特に皆さんお仕事するようになって、そこがより顕著になってきたと。
そうですね。
どうですか、活動を始めた頃と比べるとそれぞれ住んでる場所も、環境もガラッと変わったわけじゃないですか。そこで今の制作ペースや活動ペースというのは、皆さんにとってやりやすいものなんでしょうか?
楽曲は各自会ってないときに自分たちで作って、それを持ち寄る形なので、離れてるときも一緒にいるときも、実は制作のペースというのはそんなに変わってないんです。最初から出来上がった曲を聴いて「いい曲ができた。バンザイ!」というのが楽しかっただけで(笑)、今も基本的には何も変わってないかなという気がします。
うん、会うタイミングは昔より減ってきたのですが、逆に集中して音楽に取り組めています。
そして、レコーディングのときは全員揃うわけですね。
仕事の関係で難しいときはたまにバラバラで録らなければならないときもありますが、基本的には揃うようにしてます。
それまでは、データでやり取りしながら曲を共有していくと。
そうです。
今でこそこういう制作方法は増えていると思いますけど、GReeeeNはそれを10年前から実践してきた、いわば先駆け的存在なわけですよね。しかもそれを、J-POPのオーバーグラウンドのフィールドでやり続けてきたことが本当にすごいなと思うんです。
確かに僕らはデータのやり取りがメインになるんですけど、今はクラウドとかがしっかりあって、容量も大きくて速いじゃないですか。だからそのまま楽曲ファイルをクラウドにポンと上げると、全員が取り出せる状況になる。普通のバンド形態ならスタジオに入って、チューニングをしてから音を合わせて、練習が終わった後にミーティングするんでしょうけど、僕らの場合は曲をアップして「これ、どう?」「ここ、こうしよう」みたいに進行具合が早いんですよ。
ちょっと具体的な話になりますが、例えば1曲完成させるまでにどれくらい時間がかかるんですか? もちろん曲によってまちまちだとは思いますが、平均的にどのくらいなんでしょう?
めっちゃ早いなと思うのは、HIDEさんが「あと3日で仕上げないといけない!」と言ってそれを本当にやり遂げるとき。「この完成度の曲を3日で作ったんですか!」と驚かされますけど、長いときだと1ヶ月ぐらいかかるときもあるんじゃないかな?
うん。中には寝かせてる曲もたくさんあって、それこそ10年寝てる曲もありますし。かといって、明日までに作りたいというときは、一晩で仕上げちゃいますしね。そこは本当に曲によりますよ。僕は先に作曲だけやってしまうので、そこから作詞に1日当てるとか、そういうやり方が多いんです。
特にGReeeeNの場合はタイアップ曲が多いじゃないですか。そういうテーマを用意されて制作する場合と、何もないところから曲作りを始める場合ではどちらがやりやすいですか?
僕はタイアップがあったらそのタイアップの世界を想像して遊べるので、それはそれで楽しいんですよね。その中で自分が日々感じていることがシンクロしていくことも多いので、また楽しみ方も通常とは違うのかなと思います。
僕はテーマが決まってたほうがやりやすくて。
元々自分に書きたいベースがあって、与えられたテーマとそれがフィットした時は作業は早いですね。
僕はHIDEとは逆で、テーマをもらわないほうが自由な曲が生まれやすいかな。テーマが先にあると考え込んでしまって、作業が滞ってしまうタイプなので(笑)。
僕は92と同じかなぁ。自分の中に書きたいものがあった時には作業ができるけど、そうではないときはなかなか苦労します (笑)
それぞれにやりやすい方法があると。そんなGReeeeNも今年でデビュー10年目。皆さんにとってこの10年はあっという間でしたか? それとも長いものでしたか?
過ぎればあっという間というのはありますけど、濃いものだったなという感覚はありますね。
必死に曲を作り、いろんなことを乗り越えたら、気がついたら10年経ってた感じなんですよ。
ここまで10年やってこられたのも“縁”
その10年目に発表されるアルバムに『縁(えん)』という、今までの傾向からしたら非常にシンプルなタイトルが付けられたわけですが。
(笑)。
でも、10年目だからこそのタイトルかなとも思うわけでして。改めてこのタイトルについて伺いたいんですが、これは曲がすべて出揃ってから決めたんですか?
そうです。「GReeeeNとして10年目を迎えてアルバムを出すというこのタイミングに付けるべきタイトルはなんだろう?」というところから、「やっぱり『縁』でしょう!」ということで決まりました。このタイトル、最初は『緑(みどり)』に見えませんでした?
あ、通常盤の文字が緑色で書かれていたから、最初はてっきり 『緑(みどり)』だと思ってました(笑)。
ですよね。そこもちょっと狙っていて(笑)。とあるCDショップの予約受付票は 『緑(みどり)』になってたみたいですよ(笑)。
そういう狙いもGReeeeNらしいですね。これまでもアルバムタイトルは毎回ユーモアに富んでいて、聴く前に内容がイメージできない、その聴き手の想像をかきたてる手法が常に面白いと思っていましたが、そこは常々意識していたんですか?
そこまで意識はしてないと思いますけど、楽曲を連想させるタイトルの付け方というのをしたことがなくて。「そうしなくてもいいんじゃない?」という話を過去にしたことがあった気がします。だから今後も曲の内容が想像できないようなタイトルが付いていくんじゃないかな。
なるほど。収録曲のタイトルも、いい意味で雑多ですし。
(笑)。
ガッチャガチャしてますよね(笑)。
しかも全12曲中11曲にタイアップが付いていますが、これも単純にすごいことだなと思います。
これもまた“縁”なんですよね。僕らは音楽を続けてきた中で「メジャーデビューしてやるぞ!」とか「絶対に今度こういう野望を実現させる!」とかいうのがまったくなかったんです。自分たちがいいなと思う曲を作っていって、それがたまたま音楽関係者の耳に止まって、そのつながりがメジャーデビューへと導いてくれて、皆さんに楽曲を聴いていただけるようになった。それも全部“縁”ですし、ここまで10年やってこられたのも“縁”だと思うんです。
アルバム制作時は、曲作りの中で全体像がだんだん見えてくるものなんですか? それとも、ある程度こういうアルバムを作りたいというといころで、そこに寄せて曲作りをしていくんでしょうか?
基本的にアルバムにコンセプトを持たせて作るということは、僕は考えてなくて。いま目の前にある1曲に集中して、それがたまったら10数曲になっていたというのがいつものパターンなんです。
そこからHIDEくんがアルバム全体のバランスを見て、「アルバム1枚飽きずに聴いてもらうには、こういう曲が足りないな」と新たに曲を加えていくこともあります。
改めて聞きたいのですが、GReeeeNを結成した理由はなんだったんでしょうか?
もともとはnaviと2人で音楽をやっていたんですね。2人が作った曲がどんどんたまっていって、たまたまうちの兄(プロデューサーのJIN)が録音できる機材を持っていたので、それらをキレイにCDにしてもらおうと。で、そのCDを周りの友達に配って「いいでしょ?」って聴いてもらってたんです。その延長線上にいまだにいるというか。
曲を作る作業、作品を作り上げるのが好きなんですよね。創作というか、形に残すというか。そういう意味では、今も昔も変わらないんですよ。
自分も音楽が好きでずっと聴いてきたし、バンドもずっとやってきたので、ただ自分の欲求をぶつけるだけではなくて、今なさそうな曲というか「こういう曲が欲しいな」というのを感じて曲を作っていただけなんです。それに僕らはいろんなジャンルのいろんな音楽が好きなので、自分たちが今いいなと思う要素は取り入れつつ、同時にGReeeeNとしてこうあるべきだという理想像もあるので、そこでうまく足し算、引き算しながらやってます。
そのバランス感が非常に絶妙なことは、このアルバムを聴いてとても強く感じました。取って付けたような感じもなく、ちゃんとGReeeeNのイメージの範疇内で味付けされているという。そこがブレてないからこそ、10年続けてこれたのかなと思いました。
そうかもしれないですね。
常にプラスの波動を発し続けるグループでいられたら
作詞面はどうですか? 歌詞で伝えたいことも歳を重ねることで少しずつ変わってくるのかなと思いますが?
変化はしてると思うんですけど、聴き手の耳にスムーズに入っていくかというのは常々気にしてます。例えばすごく難しい比喩を思いついたとしても、もっとわかりやすくて伝わりやすい表現はないかと探すことは、僕は特に意識してますね。
僕らは言葉を大事にしながら作詞していて。今92が言ったみたいに、比喩表現を使うと言いたいことをベールに隠したりすることができるんですけど、僕らはあえてそうせずに、普遍的な「こうあるべきじゃないか」ということを直球で出していくというか。本当に自分がそう思う、そうありたいということを、聴いてくださった人に一瞬で届く歌詞を目指しています。
ちょうど昨年から今年にかけて、GReeeeNの「愛唄」「キセキ」を、whiteeeenが「愛唄〜since 2007〜」「キセキ〜未来へ〜」としてカバーしましたが、そういった楽曲が今の中高生にもしっかり届いているという事実があります。それは今HIDEさんが言う「聴いた人に一瞬で届く歌詞」が10年近く経った今も普遍的な効力を持っているということだと思うんです。
そういう分析をされると、ただただ「ありがとうございます」としか言えなくて(笑)。
デビューしたからには世の中の人に聴いてもらいたいわけじゃないですか。僕はできればマイナスなことは発信しないほうがいいと思っていて。人間生きていればプラスなこともマイナスなこともあるけど、僕たちは常にプラスの波動を発し続けるグループでいられたらいいなというのは、いつも考えてます。
朝までデニーズで居座って、作った詞。でも、余裕です!
ちなみに曲作りで特に印象に残ってることってありますか?
最近だと「beautiful days」がすごかったんじゃない?
時間がない中での制作で、歌詞が何転かしたんだよね。
しかも作詞に集中しすぎて、「さすがにこれ以上いたら嫌がられるな」と思ってデニーズをハシゴするぐらいでしたから(笑)。結局入稿1時間前ぐらいにやっとできて。
明け方だったよね。
直前に「この歌詞じゃない!」と自分で思ってしまって、明け方まで書き直して。結局朝7時ぐらいに完成したんです。
で、ホテルに戻ってちょっと寝てから歌入れしに行って。
その日の昼ぐらいにできたんだよね……「けど、余裕でした!」と太文字で書いておいてください(笑)。
(笑)。
「夏の音」のときも、HIDEさんと92さんが女子高生みたいに1つのイヤフォンを片耳づつ付けてたのもありましたよね(笑)。
そうだっけ?
付き合っとるやん、それ(笑)。
それは……アリです(笑)。
2017年1月7日にはさいたまスーパーアリーナでのライブ開催も決定していますが、どんなライブになりそうですか?
どうなるんでしょうね。今は“意気込み”しかないんですけどね。
“意気込み”でしか生きてないからね、僕たち(笑)。
2013年からツアーを毎年やってきて、毎回試行錯誤をしながら僕らのライブも成長していますが、この埼玉は今まで以上に皆さんを夢の世界にいざなうエンターテイメントにしなければと、メンバースタッフ一同、毎日1月7日のことを考えています。
スーパーポジティブなんで、前向きに物事を考えて……まずはどうやって埼玉まで行こうかな、やっぱり飛行機かな?とかそういうところから考えていきます。冗談はさておき(笑)、ツアーをここ何年かやってきましたが、会場のサイズが今までとは違うので、まだみんなで「こうしよう、ああしよう」というのを話し合ってるところなんですけど。今までライブに来てくれた方はもちろん、今回初めて来る方もいると思うので、せっかく10年やってこれたからには僕らなりの恩返しの気持ちを込めて、楽しい催しができたらなと思っております。
取材・文 / 西廣智一
- M-1. ビリーヴ
- 日本赤十字社さんからお話をいただいて制作した曲。羽生結弦さんがCMに出演するということだったので、スポーツで一生懸命やって世界一になるような人の気持ちになってみたり、その人を観て自分も頑張りたいなと思えるようなことを意識して書きました。
人は生まれたときはみんな赤ちゃんで、成長していく過程で何か特出したものが見つかることがある。だけど特出したものがまだ見つかってない人もきっと多いと思うし、そういう人たちもいろんな才能を隠し持っているかもしれない。だから誰が特別ということはないと思っていて、目の前にあることを一生懸命続けていくことが何か次につながるんじゃないかという思いが、この曲には込められています。 - M-2. メシ I GOT IT↑↑
- HIDEとnaviはいま北海道に住んでいて。その流れで「北海道米 LOVE」という動きがありまして、ごはんをテーマにこの「メシ I GOT IT↑↑(めしあがれ)」という曲を書きました。ごはんを作って待っているお母さんって「食材をこう切ったら家族が喜ぶかな?」とか「食べやすいかな?」とか考えてるのに、食べてる側はそれに気づかずバクバク食べてたりするじゃないですか。それって自分が今いる状況にも当てはまることで、気づかない誰かの優しさによって過ごせているところが、ごはんや家族関係にもつながるんじゃないかなと思い、そういうハッピーな感じを曲に詰め込んでみました。特に北海道の夏は、出す空気感がハッピーでして。それを音でも表現してみたかったんです。
- M-3. beautiful days
- 久しぶりにドラマのタイアップのお話をいただいて、これは頑張ろうと6日間ぐらい曲だけの脳みそにして、人間「曲製造機」になってみました(笑)。そこから8曲ぐらい作って、そのうちのひとつがこれだったんです。どこか影があって、だけどところどころ幸せがあるような物語だと聞いていたので、ラブソングなんだけど失恋、あるいは大事な人との別れがありつつ、それを乗り越えるのか乗り越えないのかはわからないけど、その時間を共有したことはとても美してくて幸せではないかということを曲にしたのが「beautiful days」です。
- M-4. 夏の音
-
僕らには「雪の音」というラブソングがありますが、それの夏バーションということで。夏の淡い恋模様を描いてみようということになって、花火大会をモチーフにしたのかな。まず4人で集まって、「女子高生の気持ちになってみよう」と(笑)。
花火大会に好きな人と一緒に行く感じを曲にするとどうなるんだろう?っていう。僕らが歌詞を書くときって、その曲の主人公にならないと書けないんですよ。だから「夏の音」だったら、好きな人の浴衣の端をつまむような女子にならないと書けない(笑)。「(女性口調で)じゃあ、このあとどうする? たこ焼き買っちゃう?」みたいな話をしながら書くんです……気持ち悪いけど(笑)。リアルじゃないと面白くないというか、自分たちがリアルに感じるものじゃないと絶対にダメだと思うので。という感じに、これからも「劇団GReeeeN」を続けていきます(笑)。 - M-5. タンポポ
- ちょうど僕らこれまでに何回か住む場所が変わっていますが、知らない土地に引っ越すのって、その土地に自分の精神が降りてないというか、すごく不安な状況だと思うんです。でもそれも徐々に時間が経てば慣れてきて、「あの角を曲がれば誰々さん家があって、そこの奥にコンビニがある」とわかるともっと落ち着く。またそこがホームになって、花を咲かせるのがタンポポに似てるんです。そこから綿毛になって飛んで行って、また新たな地に根を下ろして。そうやってテーマをいただくとそれで遊びだすんです。「劇団GReeeeN」がまた始まるという。
- M-6. OHA☆YOU
- まず最初に、朝を邪魔しないサウンドにしようと(笑)。Aメロの歌詞が “縦読み”で「おはようございます」になっていて、そこから「あいうえお作文」みたいに歌詞を書いていきました(笑)。そういう遊び心は、どの曲にもたくさん詰まってると思いますよ。だって楽曲は楽しくあるべきだし、楽しみながら作ったものはちゃんと聴き手にも伝わるでしょうし。そこは大事だと思います。
- M-7. SAKAMOTO
- このEDM感、完全にパリピですよね。幕末のパリピでございます(笑)。僕らはJ-POPなので、雑食なんですよ。好きなものはどんどん取り入れる形を取っています。僕らもミスチャーが大好きで、HIDEもそういうバンドをずっと組んでいたので、その感じがちょっと出てるかもしれないですね。
- M-8. 始まりの唄
- これはエイブルさんとのタイアップ曲。部屋を借りることって、何か変化があっての始まりじゃないですか。親元を離れて大学に行くのか、あるいは会社で転勤になったのか。そういうときって少なからず次の生活に希望を抱いたりすると思うんですよね。でもそれが絶対にうまくいかないときもある。そこでダメだったとふさぎこんで終わるんじゃなくて、また引っ越す前の気持ち、物事を始める前の気持ちをもう一回思い出して、何事もなかったかのように続けていくってことがすごく大事だなと思っていて。続けていくことをやめたときに、人は諦めると思うんです。続けていくことさえ諦めなければ、ダメだったとしても次があるので終わってないんですよ。そういう諦めないことを引っ越し、新たな生活が始まることに重ね合わせて作ったのが「始まりの唄」です。
- M-9. 遠くの空 指さすんだ
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ヤクルトスワローズの山田哲人選手の登場曲に使っていただいてます。
歌詞は山田選手目線でもあり、ファンの目線でもあるので、登場人物は2人いるんです。山田選手は野球が好きで続けていて、気がついたらあそこにいたと思うんです。例えば「俺はヤクルトの何番になって、絶対にこの人たちを喜ばせて」ってヤクルトファンの思いを全部背負って、野球がスタートしたわけじゃない。そこがこの歌の中には込められていて、気がついたらここにいたけど、これだけ応援してくれる人がいるんなら頑張ってみようかなと思ってもらえたら嬉しいなと。僕らが言うのも違うか(笑)。で、ホームランを予告するときって、バットを片手に持って宙に向けて指すじゃないですか。あれが僕らの中での「遠くの空 指さすんだ」なんですよ。 - M-10. 笑顔
-
「日本のひなた宮崎県」というキャンペーンソングなんですけど、ひなたぼっこをしてた頃の自分を思い返すと、ほっこりしてボケーっとしてたんですよね。そのすぐそばでは近所のおばちゃんが笑ってたり、おばあちゃんが何かしてたり。そういうすごくハッピーな光景がこの曲に込められています。
故郷に帰る気持ちや、田舎にいる人たちがみんな優しさに溢れていてニコニコしていることを曲に残せたらなと。そして、この曲を聴いた人たちからも笑顔が溢れて、笑顔が伝染していったらいいなと思います。 - M-11. 夢
- 就職活動っていうのも一発で受かる人もいれば、そうじゃない人もいる。第一目標に受かった人だって、それまでに何度も挫折を経験したかもしれない。僕が思ったのは曲の主人公がまっすぐ歩いていると、フラフラになってだんだんと左に逸れて、軌道修正しようとすると今度は右に逸れて倒れる。それは自分が予想してなかったものだと思うけど、最終的にはまたまっすぐ歩いて中央に戻っていく。目的地にたどり着いたときに振り返ると、ただまっすぐ歩いてきた人と比べるとすごい道幅を歩いてきて9ることになるんです。その道幅が人生経験の厚みになるんじゃないか、そんなことを歌っているのがこの「夢」なんです。
- M-12. アイコメテ
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だいたい僕らは曲が先にあって、後から詞を書くのですが、実はこの「アイコメテ」は歌詞を先に作ったんです。アルバム全体を見たときにガッツリしたバラードがそんなにないことに気づいて、この歌詞をそのままバラードに乗せてみたのが「アイコメテ」なんです。
歌詞の内容としては、結婚する人に寄り添った曲になればいいなと。よく友達の結婚式に行くと、あの花嫁の手紙、ズルいじゃないですか。泣くに決まってるわけで(笑)。あの感動を曲にできたらいいなと思ったんです。 - M-13. Holiday! (SOHソロ)
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SOH 僕らがデビューする前に作った曲です。まさかデビューするなんて思いもしない頃、みんなで集まって遊びながら作った曲。その当時の曲なので、今の思いを反映させようかと思ったのですが、いろいろ考えたのですが、最終的にそのまま(笑)。当時の思い、空気感、記憶とともに歌いました。
当時は4人で歌っていましたが、ソロ曲ということで独り占めです。 - M-14. ムーントラップ (92ソロ)
- 92 これは10年ぐらい寝かしていた曲で。それこそデビューする前、我々が学生時代に作って「カッコいいね!」なんて思ってた曲を、ここで復活させてみようということになりました。もともと4人で歌ってたものを僕ひとりで歌う形にして、今までの、みんなが意識しているGReeeeNのカラーとは違うもの、「こういうのも好きなんだよ」っていうところも見せていこうということで、こういうテイストになってます。フラメンコ風のギターやカスタネットが入ってますけど、そういうモードだったんでしょうね。ワインを飲んで、テキーラも飲んでたので。あ、嘘ですけど(笑)。
- M-15. ナビノビ! (naviソロ)
- navi 僕のソロ曲も前々から寝かしていた曲の中から、今までとはちょっと違ったテイストのものを選んで。これまでのGReeeeNにはないサウンドになっていたら、アルバム全体を通したときのアクセントとして面白いのかなと思って、ピコピコしたおもちゃ箱のようなファンタジー系の曲を選びました。
- M-16. stillll (HIDEソロ)
- HIDE 僕は完全にゴリゴリのミクスチャーです。これは自分が通ってきた畑であって、そこに自分が好きだったUxZxMxKのJYUさんにも加わってもらって。このソロ企画をやった理由には、GReeeeNを構成しているジャンルっていろんなものがあるんだよってことを見せたかったのがあって。その中でも僕は他の3人とは違うことをやろうと思って、この曲を選びました。
アルバム『縁』全曲解説
初回限定盤のみ収録 メンバーソロ曲
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【初回限定盤A】
(CD※ボーナストラック4曲追加収録+DVD+GOODS)
価格:¥5,600(税込) 品番:UPCH-7181
GReeeeNオリジナル湯呑み付き
スペシャルパッケージ
【初回限定盤B】
(CD※ボーナストラック4曲追加収録+DVD)
価格:¥3,980(税込) 品番:UPCH-7182
【通常盤】
(通常盤CD)
価格:¥3,000(税込) 品番:UPCH-2095
CD収録楽曲
全形態 共通
- ビリーヴ
日本赤十字社 平成27年はたちの献血キャンペーンソング - メシI GOT IT↑↑
「北海道米 LOVE」 CMソング - beautiful days
NTV系 水曜22時ドラマ「家売るオンナ」主題歌 - 夏の音
キリン生茶キャンペーンソング - タンポポ
日成アドバンス企業CMソング - OHA☆YOU
TBS系 「あさチャン!」テーマソング - SAKAMOTO
「ガリガリ君リッチ ほとばしる青春の味」TV-CMソング - 始まりの唄
「エイブル 2016 春」CMソング - 遠くの空 指さすんだ
ヤクルトスワローズ 山田哲人選手登場曲 - 笑顔
「日本のひなた宮崎県」オリジナルテーマソング - 夢
「キャリタス就活2017」 CMソング - アイコメテ
初回限定盤A / B のみ収録
ボーナストラック 各メンバーソロ曲
- Holiday! (SOH)
- ムーントラップ (92)
- ナビノビ! (navi)
- stillll (HIDE)
DVD収録予定内容
初回限定盤A / B のみ収録
- ・Music Video 6曲
- タンポポ / 夏の音 / SAKAMOTO / 夢 / 始まりの唄(完全版) / beautiful days