VOCALIST 6 ダイジェスト

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Vol.1 “花は咲く”

東日本大震災の被災地・被災者の復興支援のため2012年に“花は咲くプロジェクト”によって制作されたチャリティーソング。
女性アーティストの名曲集の枠からは外れているが、この曲のカバーには“復興に向けての灯火をまだまだ消してはいけない”という真摯な想いが込められている。

Vol.2 “さよならの向う側”

1980年の山口百恵の事実上のラスト・シングルで、彼女は引退コンサートの最後にこれを歌いマイクを置いて舞台から去った。
「この曲自体が僕にエモーショナルな歌を歌わせてくれる」と話す德永は、その詞に自身のファンへの感謝も重ねつつ、優しさと強さに満ちた歌声で深い感慨を与えてくれる。

Vol.3 “Woman “Wの悲劇”より”

1984年に公開された薬師丸ひろ子主演による映画の主題歌であり、彼女の代表的なヒット曲の一つ。
“呉田軽穂”のペンネームで松任谷由実が作曲を手がけた、独特のメロディー展開が印象的なスロー・バラードだ。
静かな美しさの中に漂う奥深い悲しみを繊細に伝える德永の歌声がとても切ない。

Vol.4 “サンキュ.”

DREAMS COME TRUEが1995年にリリースしたヒット・シングル。
微笑ましい友情と親友への感謝の気持ちを飾り気のない言葉で綴った詞が共感を呼ぶ、爽快感溢れるポジティブなナンバー。
德永も伸びやかなボーカルを聴かせているが、心地よさだけではなく温かさもしっかりと胸に残してくれる。

Vol.5 “寒い夜だから…”

1993年発表の小室哲哉プロデュースによるtrfのヒット・シングル。
原曲はダンス・チューンだが、この曲のメロディアスな側面や抒情感を前面に押し出しドラマティックなバラードに仕上げている。
この詞の切なさをあらためて噛みしめることができたという德永の徐々に高揚感を増すボーカルが魅力的だ。

Vol.6 “桜色舞うころ”

中島美嘉が2005年にリリースしたヒット・シングル。
四季折々の色味を織り込んだ奥ゆかしい詞の世界を緩やかなメロディーとともに紡ぎ出す“日本の美”に満ちたバラード。
これを德永の歌+ピアノというシンプルなスタイルで聴かせ、季節とともに移ろいゆく恋心の儚さをしみじみと感じさせる。

Vol.7 “風立ちぬ”

1981年にヒット・チャートを駆け抜けた松田聖子のシングル。
德永は大瀧詠一への哀悼の意も込めてこれを選曲したという。
可憐なイメージの主人公が見せるピュアな前向きさが余計に切なさを誘うセンチメンタルなナンバーで、温もりのある歌声とサウンドによってとても純度の高い仕上がりとなった。

Vol.8 “スローモーション”

1982年の中森明菜の記念すべきデビュー曲。
作曲者は来生たかおで、彼らしさがうかがえるノスタルジックなメロディーに乗せ初々しい恋心が歌われる。
本作では次第に胸を高鳴らせていく主人公の心を表すかのように、曲が進むにつれサウンドもボーカルもドラマティックな広がりを見せていく。

Vol.9 “やさしい悪魔”

1977年のキャンディーズの代表的なヒット曲の一つ。
その原曲だけではなく、作曲者の吉田拓郎が歌うバージョンも自分の中に染み込ませたうえで德永はカバーに臨んだという。
軽やかなリズムのジャジーなサウンドと程よく力の脱けた德永の歌とのマッチングが心地よい“粋”なナンバーとなった。

Vol.10 “想い出のスクリーン”

1978年に「みずいろの雨」で大ブレイクし、圧倒的な歌唱力で一躍注目を集めた八神純子がその翌年に放ったヒット・シングル。
ソフィストケイトされたポップ・サウンドを繰り広げるマイナー調のナンバーで、德永ならではの哀愁を帯びた甘い声の魅力がより良く生かされた1曲と言えるだろう。

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Vol.11 “かもめが翔んだ日”

1978年の渡辺真知子の2作目のシングルで、デビュー曲の「迷い道」に続く大ヒットとなった。
本作ではブラスの音色とクールなギターを効かせたフュージョン系サウンドで展開。
最近の德永が興味を抱いているというコーラス・ワークも要所で生かしスタイリッシュな世界を作り上げている。

Vol.12 “告白”

1990年にリリースされた竹内まりやのヒット・シングル。
平穏な暮らしを手に入れながらも、過ぎたはずの恋の未練を秘めている大人の女性の心理を歌ったメランコリックなラブソングとなっている。
とりわけ哀情が高まるサビのフレーズは、聴けば聴くほどに愁いを含んだ德永の歌声が胸に染みる。

Vol.13 “春なのに”

1983年の柏原芳恵のヒット・シングルで、楽曲提供者である中島みゆきも89年にリリースしたセルフカバー・アルバムの中でこの曲を披露。
綺麗なメロディーに乗せて叶わぬ恋の儚さが歌われているが、しっとりとしたサウンドと德永の歌声の繊細さが、その切なさをより一層引き立てている。

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