-
1. グレイト・ビッグ・ビューティフル・トゥモロー(1964 ニューヨーク・ワールド・フェア)
-
1964年に開催されたニューヨーク万博のために、ディズニーは4つのパビリオンのアトラクションを製作。その1つが「カルーセル・オブ・プログレス」(進歩の回転木馬)で、ウォルト・ディズニーが描いた明るい未来へのビジョンを反映したアトラクションでした。これはそのテーマソングで、作者のシャーマン兄弟とウォルトが一緒に歌っている超プレミアムなバージョン。
-
2. リトル・パッチ・オブ・へヴン(映画『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』)
-
『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』は、日本では劇場未公開の知る人ぞ知る作品。音楽を手掛けたのは、ディズニーのファンに絶大な人気を誇るアラン・メンケン(作曲)と、『塔の上のラプンツェル』などで彼とコンビを組んだグレン・スレイター(作詞)。主人公の動物たちが暮らす“楽園農場”を紹介するこの曲は、聴くだけで笑顔になれるほのぼの系カントリーソング。
-
3. ハッピリー・エバー・アフター(マジックキングダム・パーク「ハッピリー・エバー・アフター」)
-
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに行くなら必見なのが、マジックキングダム・パークの「ハッピリー・エバー・アフター」。シンデレラ城に映し出される鮮やかな映像と、花火やレーザーなどの特殊効果、そして感動的な音楽で綴られるスペクタクルなショーです。これはそのテーマソングで、注目の若手俳優ジョーダン・フィッシャーがボーカルで参加。
-
4. イフ・アイ・ネヴァー・ニュー・ユー(映画『ポカホンタス』)
-
アラン・メンケン(作曲)とスティーヴン・シュワルツ(作詞)が手掛けたこの曲は、別れゆく2人の心情を表したラブソングの名曲。“ポカホンタス愛のテーマ”とも呼ばれています。劇中ではインストのみですが、エンドクレジットでジョン・セカダ&シャニースによるデュエット・バージョンが流れます。美しすぎるメロディと切なすぎる歌詞に、思わず涙。
-
5. イフ・オンリー(カルテット)(ミュージカル「リトルマーメイド」)
-
「リトルマーメイド」のミュージカル化にあたって書き下ろされたナンバー。エリック王子に恋をし、声と引き替えに3日間だけ人間になったアリエル。気持ちを伝えられないまま、残りあと1日に——。運命の日を前に、アリエル、エリック、セバスチャン、トリトンの交錯する想いが、みごとに表現されています。歌っているのはブロードウェイ初演時のオリジナルキャスト。
-
6. 誰かが待っている(映画『ビアンカの大冒険』)
-
1970年代に大ヒットしたディズニーの長編アニメーションといえば、『ビアンカの大冒険』。誘拐された女の子ペニーを救うため、ネズミのビアンカとバーナードが大活躍! この曲は、独りぼっちで泣きじゃくるペニーをそっと励ますように流れる、心温まるバラード。アカデミー主題歌賞にノミネートされました。
-
7. コーディーズ・フライト(映画『ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!』)
-
ディズニー映画は歌だけでなく、スコア(背景音楽)も名曲の宝庫。こちらは『ビアンカの大冒険』の続編より。心優しい少年コーディーが、罠にかかったゴールデンイーグルを救い、その背中に乗って大空を駆けめぐるシーンに流れるダイナミックで感動的なスコアです。作曲は、1970年代から数多くのテレビや映画の音楽を手掛けているブルース・ブロートン。
-
8. サリーのうた(映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』)
-
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、鬼才ティム・バートンが製作・原案を手掛けた異色のディズニー・アニメーション。バートン作品に欠かせない作曲家ダニー・エルフマンによる音楽は、ダークで不気味だけど、とびきり魅力的! ヒロインのサリーが歌うこの曲は、ドリーミーで切ないボーカルが独特の世界観をかもし出しています。
-
9. フライ・トゥ・ユア・ハート(映画『ティンカー・ベル』)
-
『ピーター・パン』に登場する妖精ティンカー・ベルと、その仲間たちの知られざる物語を描いた映画『ティンカー・ベル』より。エンドクレジットに流れるこの曲を歌ったのは、当時16歳のセレーナ・ゴメス。女優として活躍していたものの、シンガーとしてはデビューほやほや。初々しいキュートなボーカルに注目!
-
10. ファースト・フライト(映画『ベイマックス』)
-
まっ白でフワフワぷにぷに、戦闘能力ゼロのベイマックスが、赤いアーマーと飛行用ジェットを身につけ、通称“赤ベイ”に大変身。ヒロを背中に乗せてテスト飛行をするシーンに流れるのが、この「ファースト・フライト」。夕陽に輝く街を駆け抜けるスリリングで美しい映像と、勇壮な音楽がひとつになって、最高の爽快感!
-
11. ゴーゴー・イラスティガール〜イラスティガールのテーマ(映画『インクレディブル・ファミリー』)
-
本作で大活躍するのが、ヒーロー家族のママで、伸縮自在なゴム人間のヘレン。またの名を“イラスティガール”という彼女のために作られたテーマソングがこちら。作詞作曲は、いまやディズニー&ピクサー作品に欠かせない存在になったマイケル・ジアッキーノ。1960年代のスパイ・アクション映画にインスパイアされたレトロでクールなサウンドが特徴です。
-
12. キング・オブ・ニューヨーク(ミュージカル「ニュージーズ」)
-
1992年に実写映画として公開された『ニュージーズ』。2012年にブロードウェイ・ミュージカル化され、トニー賞8部門にノミネート、うち作曲賞など2部門に輝きました。ニュースボーイ(新聞売りの少年)たちが歌う「キング・オブ・ニューヨーク」は、もともと映画のために書き下ろされ、舞台でも大きな見どころになっているナンバー。作曲はアラン・メンケン。
-
13. リロの歌(映画『リロ&スティッチ』)
-
ハワイの伝統音楽を取り入れた映画のオープニングテーマ。オアフ島出身のシンガーでクムフラ(フラの師匠)でもあるマーク・ケアリイ・ホオマルが、作詞作曲(アラン・シルヴェストリとの共作)とリードボーカルに加え、この曲にのせてリロたちが踊るフラの振付けを担当。ホノルルにあるカメハメハ・スクールの生徒たちがコーラスで参加しています。
-
14. スケールとアルペジオ(映画『おしゃれキャット』)
-
『おしゃれキャット』の曲といえば、往年の大スター、モーリス・シュヴァリエが歌うテーマソングや、ジャズ猫たちが演奏する「みんな猫になりたいのさ」が有名ですが、こちらは隠れた人気曲。子猫のマリーがかわいすぎる歌を披露します。母猫のダッチェスと、マリーの兄弟ベルリオーズ&トゥルーズも参加。シャーマン兄弟の作詞作曲です。
-
15. プロローグ(映画『美女と野獣』) *アニメーション版
-
アニメーション史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされた『美女と野獣』。プロローグでは、王子がなぜ醜い野獣の姿に変えられてしまったのか、その経緯が哀しくも美しい音楽にのせて語られ、観客を物語の世界に誘います。ナレーターは、コグスワース役も務めたデヴィッド・オグデン・スティアーズ。
-
16. ゴスペル・トゥルースⅠ/メイン・タイトル(映画『ヘラクレス』)
-
物語の進行役を務めるのは5人のミューズたち。ギリシャ神話に登場する芸術の女神でありながら、歌うのはなんとゴスペル! そのパワフルでソウルフルな歌声に、気持ちが上がること間違いなし。アラン・メンケンの作曲ですが、ゴスペルを使うことを提案したのは、監督のジョン・マスカー&ロン・クレメンツだったそう。
-
18. 本は表紙じゃわからない(映画『メリー・ポピンズ リターンズ』)
-
『メリー・ポピンズ リターンズ』は、1964年に公開されたディズニー映画の金字塔『メリー・ポピンズ』の続編にあたる作品。前作と肩を並べられるような名曲の数々を作り上げたのは、マーク・シェイマンとスコット・ウィットマンのコンビ。この曲では、「人や物ごとを見かけで判断せず、本質を見抜くことが大切」というメッセージを、ユーモアたっぷりに教えてくれます。
-
19. ディターミネイト(ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー「レモネード・マウス」)
-
2011年に初放送された「レモネード・マウス」は、居残り授業で出会った5人の高校生がロックバンドを結成し、音楽に青春をかける物語。「ディターミネイト」はストーリーの要になる曲で、メインボーカルは主演のブリジット・メンドラー。実写版の映画『アラジン』でジャスミンを演じたナオミ・スコットが、バンドのベーシスト役としてコーラスを歌っています。
-
20. クリスマスがある限り(映画『美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント』)
-
1997年にホームビデオで発売された『美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント』は、オリジナルの映画では描かれなかったクリスマスの2日間をめぐる物語。ベルとお城の住人たちが歌うこの曲は、希望を持ち続けることの大切さを教えてくれる、心温まるクリスマスソングです。
-
21. 連れて行くよ(映画『プリンセスと魔法のキス』)
-
物語の舞台は1920年代のニューオーリンズとあって、ジャズ、ブルース、ケイジャンなど、ニューオーリンズに根ざした豊かな音楽が取り入れられています。この曲はザディコと呼ばれる音楽スタイルで作られており、軽快なリズムとアコーディオンの音色が特徴。作詞作曲のランディ・ニューマンは、ホタルの姿で映画にゲスト出演しているので、チェックしてみて。
-
22. フー・ベター・ザン・ミー(ミュージカル「ターザン®」)
-
アニメーション映画で大ヒットした『ターザン®』を、ディズニーが舞台化。2006年にブロードウェイで開幕しました。この曲は、映画にも楽曲を提供したフィル・コリンズが、舞台用に書き下ろした新曲のひとつ。少年時代のターザンと、彼の大親友になるゴリラのタークが歌う友情ソングです。
-
23. アイム・スティル・ヒア(映画『トレジャー・プラネット』)
-
宇宙を舞台に、少年が大人へと成長していく姿を描いた『トレジャー・プラネット』では、アメリカのロックバンド、グー・グー・ドールズのフロントマンとして知られるジョン・レズニックが2曲を提供。これはその1曲で、彼自身が思春期のころに抱いていた思いを込めたというエモーショナルなロックバラード。
-
25.メイク・サム・ノイズ(テレビシリーズ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」)
-
2006年に放送がスタートし、一大ブームを巻き起こしたディズニーチャンネルのドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」。これはそのシーズン2に向けて作られた曲で、自分らしさを見せよう!と歌うポジティブソング。当時まだ14歳、アメリカの国民的アイドルだったマイリー・サイラスのボーカルを堪能して。
-
26.クドゥ・イット・ビー(テレビシリーズ「キム・ポッシブル」)
-
チアリーダーとして活躍する女子高校生が、スーパーヒーローに早変わりして世界を救う人気アニメーション・シリーズ。これはそのサウンドトラックに収録されているキュートなラブソング。ヒロインの声を演じたクリスティ・カールソン・ロマノが歌っています。主題歌ではなく、あえてこちらを選んだのは、相当なファンの方なのでは?
-
28. 王国でダンス(映画『塔の上のラプンツェル』)
-
『塔の上のラプンツェル』はオーケストラのスコアも聴きどころ。ルネサンス調のこの曲は、ラプンツェルとフリンが大冒険の末にたどり着いたコロナ王国の町で、思い出に残る楽しい1日を過ごすシーンを彩ります。次第に速まるテンポは、惹かれ合う2人の胸の高鳴りを表しているかのよう。聴いている私たちも心がときめく1曲です。
-
29. 小人達のヨーデル(映画『白雪姫』)
-
こびとたちが白雪姫を歓迎して演奏するこの曲は、ユーモラスな歌詞とヨーデルが聴きどころ。ディズニー長編アニメーションの原点として知られる『白雪姫』は、7人のこびとたちの性格をみごとに描き分けたことで高く評価されましたが、演奏と歌にもそれぞれの個性が表れています。
-
30. 三人の騎士(映画『三人の騎士』)
-
『三人の騎士』は、1940年代にディズニーがアメリカ政府の依頼を受け、ラテンアメリカを旅して作り上げた映画のひとつ。耳に残る明るいナンバーが数多く登場しますが、ほとんどが現地のポピュラーソングをアレンジしたもの。ドナルド、パンチート、ホセ・キャリオカが歌う「三人の騎士」は、「Ay, Jalisco No Te Rajes」という曲がベースになっています。
-
31.あんた、どうしてまっとうになれないの(映画『ロジャー・ラビット』)
-
ディズニーとスティーヴン・スピルバーグがタッグを組んだ『ロジャー・ラビット』は、“トゥーン”と呼ばれるアニメーションのキャラクターと人間が共存する世界の物語。主人公ロジャー・ラビットの妻でナイトクラブの看板スターであるジェシカは、トゥーンでありながら人間の男性をも魅了する妖艶な歌姫。彼女が歌うこの曲は、1930年代に作られたジャズのスタンダードナンバーです。
-
32. ストレンジャーズ・ライク・ミー(映画『ターザン®』より)
-
映画『ターザン®』の音楽制作には、ロックバンド《ジェネシス》のメンバーとして、またソロアーティストとして数多くのヒット曲を持つフィル・コリンズが参加。伝統的なミュージカル形式ではなく、作者のコリンズ自身が歌うことで、歌がナレーションのような役割を果たしています。この曲は、ジェーンと出会ったことで、人間たちが暮らす文明社会に強く興味をひかれたターザンの心境を表現。
-
33. 終わりなき夜(劇団四季ミュージカル「ライオンキング」)
-
1997年にブロードウェイで大旋風を巻き起こしたミュージカル「ライオンキング」。日本でも1998年の開幕以来、無期限のロングラン上演を続けており、いまや国民的ミュージカルに。「終わりなき夜」は、孤独や苦悩を抱えていたシンバが、自分のあるべき姿を取り戻すきっかけとなる曲。「日はまたきっと昇る」というメッセージが込められた力強いナンバーです。
-
34. とびら開けて(デモ・バージョン)(映画『アナと雪の女王』)
-
映画の劇中でアナとハンス王子がデュエットするラブソングを、曲の作者であるロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペスが歌ったデモ・バージョン。サウンドトラックのUS盤デラックス・エディションに収録されています(日本盤のデラックス・エディションとは収録曲が異なります)。続編の公開時に来日したときも、ラブラブぶりを見せていたロペス夫妻の甘〜いデュエットは必聴!