タイトルは、スタンリー・キューブリック作品「時計じかけのオレンジ」からのインスパイアです。
間違いだらけの世の中で僕たちは生きています。
そんな間違いがまかり通ることに許せなくなったり悔しいときもあるからこそ、少しでも周りの環境が良くなってほしいと願う気持ちを込めました。
「東京ガール」と「オリオン座」は、音楽性の幅を大きく広げるキッカケになった挑戦の曲でしたが、この二作品を経たからこそ得て生まれた河内REDS流のロックを体感してください。

デモが生まれたとき、曲調やメロディーからして夏の歌にしたいなと思っていました。
市民プールに遊びに行った経験の有無に関わらず、どこか懐かしい思い出が蘇る曲です。
歌詞で表現したかったのは、目的地に着くまでの楽しさや期待感。
そんなウキウキや軽やかなイメージをハネたリズムのアプローチで押し出せたと思います。
これからの夏、プールや海に向かう道中のアンセムになってほしいです。

前作のリードトラックです。夏から冬の曲に繋がる曲順にもこだわりました。
元々は早いテンポの曲でしたが、プロデューサーの寺岡呼人さんからの大胆なアレンジの提案を受け、河内REDS史上初となる、生のストリングスを取り入れた壮大なミドルバラードに仕上がりました。
恋人がいてもいなくても感じる、冬の寂しさを歌詞や演奏で表現出来ました。
今後の世界観を広げる重要な曲になったと思います。

コテコテの大阪ソングにしたくて作りました。御堂筋を舞台とした大人の切ないラブソングです。
御堂筋の匂いを嗅いだことがある人はピンとくるのではないでしょうか？
ブラスとパーカッションのアレンジが加わったことによってアダルティさが増しました。
レコーディングで一発OKだった間奏のセリフも良い味出てます。
時代錯誤感のあるこの曲を令和に作れるのも河内REDSの魅力の一つです。

昨年、８月末のメジャーデビュー時、沢山のラジオ局にご挨拶や出演させて頂いた際に感じたことを歌にしました。
レコーディング合宿中の歌詞〆切日の前夜に宿舎でサクラが書き上げました。
難関だった３人のコーラスワークも聴きどころの一つです。
「耳さえあれば十分」、何かの片手間に楽しめる、そんな人々の生活に寄り添うラジオに感謝です

減量をしている友達を見てイメージを膨らませ作り上げた、河内REDSらしい視点のラブソングです。
主人公の心情を表すような荒々しくロックな演奏になっています。
歌詞を読み解く人次第で色々な想像が出来そうですよね。
トンカツを見る・食べる・揚げるたびにこの曲を思い出してください。

初めて作ったラブソング。実体験を歌った曲ではないですが、
これまで好きになった女性に思った気持ちや景色が入っています。
メジャーデビューするにあたり最初にレコーディングした曲なので非常に思い入れがあります。
キーボードが入ったり、これまでに試したことのないハモリを入れたりと驚きの連続でしたが、「これからメジャーシーンで闘っていく」という決意と覚悟が決まった曲です。

このアルバム唯一のインディーズ時代の曲です。
「母に捧げる泣けるバラード」というテーマを元に作ったのですが、
結局言いたいことは「おかんの子供で良かったわ」の一つだけだ、となりました。
メジャーデビューを掴んだキッカケにもなった河内REDSがずっと大切にしてきた曲なので、自身初のフルアルバムに収録が出来てとても感慨深いです。
この曲を聴いた人が、お母さんにメールでも電話でも何か一つしてくれたらいいなと思います。

寺岡呼人さんより、「短期間で一から曲を作ってみよう」という提案のもと、共同制作で生まれた曲です。
刺激的な時間でほぼ一日で完成しました。
応援ソングですが、”ガンバれ・ガンバろう”といった言葉が入っていないのも良いですよね。
自分たちにも置き換えることが出来る曲で、「東京ガール」と同じく決意の曲だと思います。

この曲でアルバムが終わってしまう寂しい感じを吹き飛ばす、ラストは元気に「乾杯！」といった曲です。
アルバムの中では一番昔からの河内REDSらしさがあると思います。
二日酔いになったとき、布団の上でゴロゴロしながら「そりゃ昨日は今日の分まで遊んだもんなぁ」と思うので”明日の前借り”という歌詞が出来ました。
早くライブで披露してみんなと盛り上がりたいです。