UPCH-29333 / 4,200円+tax
・LIVE at LIVE HOUSE「心斎橋BRONZE」2019.1.12
・「boys」レコーディングドキュメント
UPCH-20518 / 2,800円+tax
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この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから
ずっと忘れない
八月の教室には もう誰もいなかった
吹奏楽たちと埃が 少し溢れた
なんの訳もなく 寂しくて 水槽に浮かんでた
幸福も 不幸も まるで 泡みたいだ
母に似た癖毛の背中に
季節より先に 君のこと乗せてた
あの海を待っていた
ただ蝉が鳴いていた
この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから
ずっと忘れないように
約束通り 電話した
午前0時過ぎ 花火だけ持って
砂時計は残りわずか
自販機の明かり 君と逃げ出した
青さが二人を締め付けて離さないような
またただ夢を見ていた
団扇に穴を開けて覗いた
氷菓子を舐めた君が笑っていた
ただ恋に落ちていた
頬に汗をかいていた
線香花火が落ち消えた後に
二人は黙って近付き 暗闇でまた口づけた
何度も襲ってきた
記憶が残っていた
想い出を校庭に埋めて 子供たちは皆大人になった
枯れた朝顔
魔法が解けるようだ
八月は眠るように目を閉じた
砂を止めたくて横にしていた 砂時計を元に戻しても
今は
あの夏がもう来なくても
いつまでもあの海が君
君が海
梅雨になる
その前に ちゃんと乾かしておいたんだ
風に飛ばされた帽子が落ちてる
夕立や雷 揺れた公園のブランコ
青に染まるまで
今年もきっと雨が洗い流してくれると
たった二週間ほどのブルーを浴び続けたいようだ
部屋干しの体操着
二限は体育館でバスケ
放課後 廊下の傘がまた盗まれてる
歳を取る その前に ちゃんと残しておきたかった
青がわかるうちに
今年はずっと雨が泣いているかのようだ
その涙を拭かずに浴びたまま 芽吹く日を待っていた
溢れた川 見に行こう
少年野球の試合 中止だろうし 電話を待ってた
土で建てたお城が水に沈む光景に
王様なんてもうとっくに国を出てた
今年もきっと夏がすべて乾かしてしまうの
始まりが何かの終わりならここで濡らしたいんだ
今年もきっと雨が洗い流してくれると
花になる その前に 僕らが水を浴びられるように
梅雨になる
その前に ちゃんと乾かしておいたんだ
無くしてしまう前に染み込ませたい
その色が青なんだ
君の嘘 その服装 その言葉遣いも
どっか見下してる表情も
怒り通り越し 涙目に浮かべたり
逆逆逆ギレも 慣れました
都合のいいだけの♡に
はぁ となりながら嬉しいよー
でも 黙々とどこの誰に返信しているの…
ほら 目泳がしたままムキにならないでよ
あれもあれも気になるけど
今日も
悪いことされて平気だったのはなんでだろう?
悪いことされて怒らなかったのは 本当は悪い人じゃないもん
「ごめんごめん ばっかりでごめん
ってごめんってまた言っちゃってごめん…」
ってごめんなさい顔のお面していて
起こっちゃったことに
怒っちゃったりしないけど
本当は胸の奥の奥じゃ
くそくそくそくそくそやろー
あほーばかあの大嘘野郎ーあー
これは 無関心 じゃなくて 器の広さ だよ?
でも痛いの痛いのまとめて君に飛んでったとしても
包帯は巻いてあげるよ
今日も
優しくされて許してしまったのはなんでだろう?
優しくされてなあなあにしてしまったのは
だって本当は優しい人なんだって ちゃんとわかっているからね
間違っているのは果たしてどっちなの?
今日で君の僕をやめて
僕は僕の僕に戻ろうかな
悪いことされて怒らなかったのは
ずっと信じてたからじゃん
で、悪い人だったんですか?
まだ 湿ってたバスタオルは 床に落ちたまま
乾かずに 冷たいまま
ここで 二人が着ていた 寝巻きも 洗えずに
くしゃくしゃに 残ったまま
口紅で書いた 赤い糸じゃ
あなたのこと 縛れなくて
あの子のこと まだ好きだって分かっているから
ほら 早く愛してあげなよ
「今日は本当にありがとう
でももう行かなきゃ。」
知らない車 指差して
「迎えに来てくれたの」なんて笑ったまま
人混みに逃げ込んだの
曲がり角で 泣き崩れて
悲しみだけ 街に溶けた
過ちと分かるのに過ちを繰り返すだけの
ほら 早く迎えに来てよ
飲めないお酒を飲んだのも
疲れていないフリしたのも
一秒でも 隣にいたいだけだったの
いつも優しく答えてくれたあなたなのに
諦め方は 教えてくれないのね
今ならまだ やめられると
思うときには もう遅くて
抱き締められたら 嘘でも暖かかったよ
今までありがとね
触れた唇 残した赤は
あの子に会う前に落として
口紅が薄れた その瞬間にわかってたのは
もっと素直になれたらよかったよ
素顔になれたらよかったよ
助手席の窓から一目覗いた
観覧車がきれいだった
今年最後の花火のようだった
「乗りたい」という君に頷く僕に
工事の看板の彼が
深く頭を下げていた
優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに
それでも優しさばかり追っている
少し寒くなってきたね
また長い冬がくるね
「きれいだったこの夜景も
朝が来れば違う顔だ
今の僕らと似ているように見えない?
観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」
とは言わずに抱き寄せてキスをした
カラオケで上辺だけを見せ合った
こういう場は苦手で誤魔化していた
知らない曲にタンバリンが鳴っていた
必要のないものにすら必要とされたかった僕は
必要のない相槌を打っていた
一人の部屋では針を突き刺して
たまに傷口を開いてた
優しい悶絶 特別だったから
痛くないと分からなかった
この傷が見えないように
もっと近づいてきてよ
この傷が見えるのなら
そこだけを舐めてみてよ
「本当はもう気付いてるよ
あなたは傷も痛みも知らない
悲劇を気取って教えて欲しいのよ
このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」
窓に映る真逆の君が話す
僕らの花火が散って
ふと振り返るともう
観覧車は真っ黒の鉄だった
そう たしかに そうなんさ なにもない
あるといえば母校と実家くらい?
真っ昼間もほんとに曇りばかり
もう夜なのに灯りがない気がしない?
海 山 川 田んぼ 雪はあるけど
スキーもしない 釣りもしない
今日も山麓線に掛かる 烏 と
この街でまだ夢を見てる
まるこ しののめ わのき 辺りに
一杯 二杯 三杯 みたいにいっぱい
気付いたらニックスの記憶がないから
次の日 みあり にて反省会
ほんでたまには直江津にも顔を出して
n の沼にお邪魔して
昼ごろ起きたら 上越家 おつかれした
また遊びに行きたいな
愛している 愛されてる
たまに愛していない でも愛してくれる
ここにいる 誰かといる
たまに一人でいる たまに君といる
友達が結婚したんだ まじおめでとう
あの頃のまま あいつがパパママ
ここは俺が出す から 箱でパンパースでも 買って
じゃあね うるせーな 帰れ
かっこつけない お前がかっこいい
違うよ かっこつかない だけだよ
みんな相変わらず 変わらずに変わってく
あいつは離婚? 超うけるね おかえり
たまには君の部屋もやめたいけど
リオンズ とか遠いんだもん
間違えて入室 SMルーム
壁も床も真っ赤っかなんだ 眠れないよね
0時迄か24時間の原信に寄って 発泡酒買って帰ろうよ
小さかった指輪も 別れの理由も もういいよね?
若かったってことで
愛している 愛されてる
たまに愛していない でも愛してくれる
ここにいる 誰かといる
たまに一人でいる たまに君といる
あの頃の放課後はいつもライブハウス
上越アース 集まる ただなんとなく
場所も出演者もお客さんも寝床も
いつだって守ったのは k & y
なんにもはないけど 遊び方はある
行くとこなんてないけど乗る ワゴンR
その悩み 話題に 笑い話
まねき ダジュール 今日はどっちにする?
バンドマン a.k.a. セーブオン店員の abc
ただ心強かった
魚民も 笑笑も 奢ってもらってたけど
今思えば無理して払ってくれてたんだな
上越アースに教えてもらってたんだ
音や 人や 恩や 情や 縁や 酒や ズレや 金や
初めてや 繰り返しや こだわりや 変化を
ここにいた時点で 運が良かったんだ
愛している 愛されてる
たまに愛していない でも愛してくれる
ここにいる 誰かといる
たまに一人でいる たまに君といる
高田公園の観桜会
リージョンで成人式 超遅めの大宴会
ジャスコで撮ったプリクラ持ってくんなよ
蓮が咲く頃に酔いも覚める
花見の次は 花火 さらに
浴衣で綺麗な君がいた
今は弱い野球部も何十年か前に
一度甲子園に行ったんだってさ
収穫の秋 新米は美味いよって
なぜか母が自慢げに話し
薄味に不満げな父も箸を止めずに
黙ったまま食べ終えた
冬はもういい?歌わないでいい?
大雪はもういい 寒いのはもういい
電車動かない 公休はサンキュー
好きじゃないけど嫌いじゃない
もしもここにいなかったらどうなってたかな
東京で謳歌か?テキーラいっちゃおうか?
なんて似合わないのに それを似合うまでやって
こういう暮らしを羨ましがってたかな
四度目の転校でここに来たんだ
野球道具しまって買った お年玉でギター
My Hair is Bad 組んだ 北城のマックまで
タイムマシン乗って行って 改名させたいよ…
坊主から長髪へ 高校から無職へ
上越から全国 インディーズからメジャー
夢も現実になれば ただの現実だ
あの頃の憧れが いまの途中経過
ここで育ったんだから ここに拘ろう
ここに住んでるんだから ここを育てよう
帰ってくる場所は もうここにあるから
どこまででもいこう
愛している 愛されてる
たまに愛していない でも愛してくれる
ここにいる 誰かといる
たまに一人でいる たまに君といる
愛した分だけ 愛してくれる
愛された分よりも 愛したい
たまに愛していない なのに愛してくれる
上越 まだここで夢を見てる
また旅に出る その荷物をまとめる
ここから離れる 別れじゃなく 出発だ
勝手に上越(ここ)を背負って 挑戦したい 成長したい
見たい 見せたい ホームタウン
帰ってくる場所はもうここにあるから
ありがとう ホームタウン
期待しないくせに
期待してる みたいな顔すんじゃん
抱いてないのに
抱かれた みたいな顔で
何回でも僕は恋する 害でも僕に憑依する
百害あって一利はない
君は毒 だけど 好き
二百害あっても触れてたい
早く 火をつけて
朝食の後 珈琲飲もうなんて
火ついた煙草を吸い 巡らせる歓談
テレビワイドショー
今年も咲いているベランダの花に気付かず
阿保面のまま また火つける
つまんなくはない でも面白くない
君の話を聞く 僕は笑顔だ
そうなんだ 六万回聞いた
相槌を繰り返す 僕はアレクサだ
夢もベッドも一緒 安心安全ぱっぱっぱっ
右手が二本ないと 握手できないや
信頼と威圧を与えろファッション
ポッケに忍ばせた青の箱にただ
また火つける
ほら そう
神さまなんていないから
苦々しいのに吸うのさ
ただ君の話が 少し楽しく聞こえた
仏様たちに話しても
イエス様たちに話しても
ほら 口を揃えて言う そうなんだって
"人の成功に唾吐いていたい"
妬み 恨み 羨み を買っていたい
ゴミはゴミでも燃えるゴミでいたいな
信じるものだけが報われるを
信じたものだけが報われるの
Everything's gonna be all right. を胸に
理想を本当に 嘘を本当に
炎は火を重ねて書いているんだ
つまりは始まりが
また火つける
ほら もう
神様だって疲れてた
参りや祈りに参ってたから
人の願いを ただパケにして売った
仏様たちも疲れてた
イエス様たちも疲れてたから
声を揃えて叫ぶ 黙ってくれって
朝食の後には 珈琲を入れてよ
安いのでいいから 君の手で淹れて欲しい
君の話が終わる前に この手の煙草が終わっても
ほら
また次の火つけるから
もういいです
ほんとにいいです
勝ちとか負けとかどうでもいいです
雑魚でもいいです アホでもいいです
友達辞めてもらってもいいです
薄情です 女々しいです 糞です
明日にはここから逃げるつもりです
なんならこのまま終わりでいいですか?
なんて言っても続くんです
この曲も マイナスも ネガティブも
ポジティブもう腐ってますもん
悪口も 陰口も 胡散臭さも
嘘も 冗談も 愛想笑いも
もうさんざん もうたくさん
あとは 助さん 格さん よろしくお願いちゃん
あららら このまま
ダメになっちゃっていいかな? (いいとも!)
ありがとう 超怠惰
ダメになっちゃっていいんでしょ? (いいとも!)
酒なら飲みてー 誰かと飲みてー
満足したら帰ってもらいてー
そのあと寝転んで 桃鉄 です
ぼくなつ です ぼくなつツー です
ツーウィークアキュビューコンタクト
目からそのままゴミ箱です
そうしたら
もう見えないです 動けないです
やらない?ちがいます できないです
電話も出れない 外にも出れない
出られない の ら もつけられないです
悪いんです でも謝らないです
その代わり
もう生まれ変わっても 人にはならないです
あららら このまま
ダメになってしまうのかな? (そうとも!)
許して 超怠惰
ダメになってしまう僕を (いいとも!)
許しても 許されても
終われないはずだったのに (終われるさ)
ありがとう 超怠惰
僕を楽にしてくれるのかい? (いいとも!)
朝も昼も晩も今日も明日も来週再来週も
時間もお金もギターもお気に入りのこの帽子も
今世も来世もさ来来世も晴れも雨も曇りも
春夏秋冬国内外でもクリスマスもお正月も
もう欲しいなら全部君にあげてもいい
君には僕の隣が似合う
僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ
君の最後にならせてよ 君の最後にさ
僕を君にあげるその代わりに
君の最後を頂戴
みんな最初を欲しがるけれど
僕はそんなのいらない
いいんだその最初のおかげで
今の君がいるんでしょ
いつか僕が有名になって
週刊誌かなんかで 撮られて 張られて
「どういう関係?」なんて聞かれてもすぐに答えるし
芸能人 デルモ 読モ その他諸々お姉さんの誘いに乗らないし
幼虫食べるよ バンジー飛べるよ 馬にも足にも坊主にもなるよ 嵐の中で幸せを祈るよ
飲み過ぎない 自惚れない すぐ拗ねない
よくない?よくなくなくない?愛しくなくなくない?
ほら そう底なしに君のこと思っている
でも君は僕の名前すら知らない
僕の最後になってくれないか
僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ
僕の最後になればわかるだろう
あいつはブームで終わりさ 僕の二番手にでもしとけばいい
もうくれないならいっそ奪いたい
知りたいよりも知らせたい
物語の始まりはこれから
君の最高の
わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ
今日で二度と会うことがないとどこかでわかるからね
春の片隅に咲く 花が踏まれている
鉛空に浮かぶ 旗が破れている
誰がどうとかはいいから 一つはいつでも一つだよ
同じ場所にはいないけど同じ月を見た
せめて今夜は昔の話はしたくなくて
これからどうしていこう とか話して振り返らずに終ろう
今夜 この舞台をおりたら 恋人役を終えたら
二人は また次の劇場に向かい
また 誰かと 愛し合う役をするから
せめて今日だけ朝が来ないでと願ったなら
ずっと 夜が続いてしまって 二人はまだ眠ってしまうから
わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ
物語の最後はきっとハッピーエンドがいいから
幸せな役だけ
演じて行くわけにはいかない
二度と舞台をおりずにいられるような
そんな恋をするまで
もしもこれが映画だとして今日はどんなシーンだろう
ひとつも解決していないから 終わりはまだ先だろう
肝心な台詞を間違えて また人を傷つけたり
誰かの演技を真似てみて より自分が分かったり
急な即興で笑ってしまったり あの名優がこの世を去ったり
一秒一秒全てのシーンがもう 撮り直せない
幸せは思い出として古びていく
読み終えた台本や 着崩れした衣装たちが重なってる
このまま 出番は続いていく
残った傷も汚れも恥じたりしないでいい
美談だけじゃきっと映画を愛せないから
悲しい台詞が増えたのは 嬉しい場面の前振りだろう
厳しい言葉が悔しいのは 本気になった証拠だろう
台本のどこを探してもない
君の名前はもう書いてない
いくら拒んで逆らっても
次へページをめくらなきゃいけないから
何度も手に取る写真の君は
時間が経つたびにまた綺麗になった
たまには 今までを再生してみる
砂嵐で歪んだり何も映らなかったり
きっとそれでいい
このまま僕は僕で古びていく
若い頃の台詞を指でなぞっては
恥ずかしくなったりする
積み上げた作品が崩れること
人はそれを走馬灯と呼ぶらしいけど
今の僕が予告編になるような
長い映画を撮ることに決めたんだ
2019年夏~
My Hair is Bad presents
「サバイブホームランツアー」開始。