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◆ライヴ映像 実演ツアー「雙六エクスタシー」日本武道館公演を中心に秘蔵映像が盛り沢山（約110分収録） ◆特典おまけ映像 ◆豪華節目フォト満載 ◆ハードカバー・カラクリ・ブック仕様 |
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9月27日、東京は日本武道館。あの日の夜、360度解放されたステージには椎名林檎の全て、喜怒哀楽が表現され、血の通った世界の全てがあった。5人組バンド、東京事変の一員として登場した彼女は、全てを白日のもとに晒す白光と熟したリンゴを思わせる赤光に照らされるなか、音とそれを補う映像のみで全てを具現化し、それを目の当たりにした筆者を含むオーディエンス全員はただただ言葉を失った。あれは一体何だったのか？ そんな問いが渦巻くなか、その夜のパフォーマンスを余すところなく収録した音と映像による第一級のドキュメントが節目DVD『Electric Mole』として、いよいよリリースされる。 もちろん、本作は編集/CG処理され、新たな秘蔵映像が付け加えられていたり、メンバー紹介の映像など彼女の世界観に欠かすことの出来ないエンターテインメントとしての側面も盛り込まれているので、単なるドキュメントとして片づけることは出来ないが、歌う彼女のクローズ・アップやリハーサル風景、楽屋の様子を散りばめた本作の約110分はライヴ以上の生々しさを有していると言っていいだろう。普通、プロフェッショナルなミュージシャンという人種は、あるイメージを保つため、公にする部分、しない部分にきっちり線を引くものなのだが……本作がハードコア・パンク仕様の「幸福論〜悦楽編〜」から始まる、バンド・サウンドによる全22曲はもちろんのこと、ここまで見せていいのか？ と思われるほどに彼女の素顔を明らかにしているのは、この作品が椎名林檎とは一体誰なのか？ という問いに対する彼女なりの回答であるからに他ならない。そして、その回答は……残念ながら、ここでは書くことが出来ない。しかし、歌と演奏によって表現された喜怒哀楽の激しい振幅と、作中に挿入されている謎の映像の数々は間違いなく真実へと導くだろう。そこで貴方は何を思うのか？ それは、本作を観る者のみ立ち会うことが出来る貴重な瞬間である。 [制作発行] 東芝EMI株式会社 Sales&Marketing Co.販売推進1部3グループ [文] 小野田雄 [編集] 永堀アツオ（文芸レアグルーヴ） ＊本紙掲載の写真、記事の無断転載を禁じます。 |
