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初ツアー「先攻エクスタシー」からライヴのプランニングを手がけるソーゴー東京、山中達也さん。
彼が語る椎名林檎ツアー秘話とは?

このツアーは1曲1曲が脳裏に蘇るくらいイメージが強いですね。
衣装もインパクトありましたね。黒のキャミソールに破れた黒のストッキング、頭は赤で、王冠をつけて。
あと、小道具も多くて、「丸の内サディスティック」でのムチとか。
それから、林檎ちゃんの発想ですごいと思ったのは、はじめ僕たちはアンコールはピアノ弾き語りなんかで一人でやるのがいいと思ってたら、彼女はオモチャのピアノを持ってきて(笑)、トイピアノ弾き語りになったんです。
僕、この仕事を始めて何年か経ちましたけど、あんなアイディアは初めてでした。 でも、トイピアノって売ってないんですよ、どこにも(笑)。
楽器のスタッフの子が「借りてきました」って言って、いかにもオモチャって感じのファンシーな箱に入ったトイピアノを持ってきた時は笑いました。それから、トイピアノの音を拾うのが大変で、マイクを中に仕込んだり、あと、マイク代わりに拡声器も使ったんですが、トイピアノとか拡声器のマイクの調整は、本当に本番ぎりぎりまでやってましたね。
でも、「先攻エクスタシー」についてはいくら時間があっても語り尽くせませんね。