私は椎名林檎から3つの音をプレゼントしてもらった。どの音も言葉も痛くて、そしてうれしかったよ。それを唄う度に痛くて苦しくて本当に幸せを感じるよ。いっぱい涙が出そうだったけど、でも流れてこなくて余計に痛かったよ。でもね、初めて彼女の唄を聴いた時はいっぱい涙が出ちゃったんだ。それは当時私がその言葉の様な気持ちを感じながら恋愛してたのもあるんだろうけど、とにかくうれしかったんだよ。私が持っている痛さと同じ様な錯覚を起こしてしまったんだ。
 幸運な事にそれ以来、私は彼女と一緒に同じ時間を共有できるという出来事が少しずつ増えてきている。その度に彼女に嫉妬したり、尊敬したり、でもやっぱり愛しい気持ちでいっぱいになるんだよ。そしてそんな私を弱くて儚いと感じてしまった。
 でもね、そんな痛くて苦しい気持ちを大切にしてないと、彼女の音を感じたり、彼女自身を感じる事は不可能だと思う…。
 あー。もうっっ。彼女もよく云うのだが、言葉は頼りにならなくて本当に好きじゃない。どんな言葉も嘘くさくなってしまう…。
 まーぶっちゃけたハナシ、私は椎名林檎が大大大…好きだってことです。本当にそれだけ。