めざしたのは、“いっしょに楽しむ”、そんなイヤーマフです。

“こどもといっしょに”をテーマに、音楽ライブを始めとした、
あらゆるエンターテイメントのシーンで活躍する
「子ども向けエンタメ鑑賞用イヤーマフ」を開発しました。

大きな音が出ることもある環境でお子さんの耳を気遣いながら、
音楽が持つ魅力はそのままに ※1
家族みんなでライブやエンターテイメントをお楽しみいただけます。
お子さんと、もっと、いっしょに、楽しんでほしい、そんな思いを込めました。

音楽鑑賞には不向きなこもったような音になる従来のイヤーマフに対し、
当製品ではまるでボリュームのつまみを下げるように、
音楽体験と耳への配慮を両立することを目的に設計しました。

Product Stories

ユニバーサル ミュージック合同会社 岡田武士 (EMI Records マネージングディレクター)による
Wicanイヤーマフの開発ストーリー

01ABOUTABOUT

こども向けエンタメ鑑賞用イヤーマフとは

「子ども向けエンタメ観賞用イヤーマフ」は、ライブコンサートやエンターテイメント会場など音量は抑えても音楽が持つバランスはなるべく変えないように設計されています。

親子でライブに行けば、親が聴いている音楽を子どもは適した音量で聴け、一緒に楽しむことができます。オンラインライブなどの取り組みもありますが、ライブでエンタテインメント感じる、リアルだからこその感動があります。子どものうちから、そういった体験をして頂けたら思います。

02HISTORYHISTORY

開発のきっかけ

子どもの耳は大人に比べて音に敏感で、WHO(世界保健機関)は、音楽イベントなどのエンタテインメントにおける子どもたちの難聴リスクを指摘しています。いま、日本で流通しているイヤーマフの多くは海外製の防音効果を強調したものばかり。私たちは、音楽を届ける立場なので、聴覚保護をしながらも音楽の臨場感や迫力が伝わる、イヤーマフを作りたいと考えました。

また、私たちは仕事柄ライブやコンサートの現場に立ち会う機会が多くあり、その度に小さなお子さんを連れているファンの方を見ていました。フェスなど席がない会場だと、ステージに近い場所で見られるチャンスがあると思うのですが、そんな時に「子どもがいるから」と諦めるのは少しもったいないなと感じていました。

アーティストからも「ライブ中に客席に子どもを見かけ、音量が子どもの耳には危険ではないか気になる」という声も聞いていました。フェスやライブを楽しむ人は増えており、子どもと一緒に行く人たちも増えました。そんな、親子で音楽イベントを楽しむ時の助けになるアイテムを作りたいと思いついたのが、音楽を聴くためのイヤーマフでした。

03GOALGOAL

イヤーマフをきっかけに広げたい世界

ライブやコンサート、フェスなどの音楽イベントはもちろんですが、スポーツ観戦などの他のエンタテインメントを楽しむ時にも使って頂けると考えています。スポーツを応援する時の鳴り物の音は、子どもの年齢によっては怖く感じることもありますが、イヤーマフを使えば耳の負担にならない音量になりますし、意外と大きな音で気になる飛行機のエンジン音の聞こえ方も下げることができたり、車や電車での移動中などいろいろな使い方ができると考えています。

使っていく皆さんが、新しい用途を見つけてくれたらと思っています。子どもがいる親には「子どもがいるから」という理由から、色々なエンターテイメントを楽しむことを諦めてほしくない。「イヤーマフがあるから一緒にライブに行けるね」となったら嬉しいです。

また、適切なボリュームで音楽が聴けるので、親だけでなく子どもも楽しめるはず。親も音の心配をあまりせずに安心して子どもライブに連れて行けるようになりますよね。

Supervisor’s Message

音楽の楽しみ方のひとつとして現在ライブコンサートや音楽フェスが大変人気で、各地で様々なイベントが開催されています。そうした会場では、小さなお子さんを連れた来場者をよく見かけるようになりました。

同じ音楽を通して知り合った二人が結ばれ、今はお子さんと一緒にイベントへお出かけになられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。世代を超えた音楽体験は素晴らしいことですが、小さいお子さんと音楽イベントに参加する際、ひとつご注意いただきたいことがあります。

臨場感や迫力など音楽を「体感」する上で音量は大切な要素ですが、会場内は時としてかなり大きな音になることも。大人に対し子供の耳は音に敏感で、世界保健機関(WHO)では音楽イベントやエンターテイメントにおける若年者の難聴リスクが指摘され、そうした環境における聴覚保護の必要性が訴えられています。

しかしその一方で、音楽の本質は「楽しむ」こと。せっかく音楽イベントに参加しても、ただ単に耳を塞いでしまうのではアーティストが届けたい音楽の表現は 伝わりづらくなってしまいます。Wicanが提案する「子ども向けエンタメ鑑賞用イヤーマフ」は、陽の光がまぶしい時にアイマスクで光を遮断するのではなく、

サングラスをかけてまぶしさは抑えながら風景を楽しめるのと同様に、音量は抑えても音楽が持つバランスはなるべく変えないように設計されています。

FitEar 代表
セーフリスニング事務局 (safelistening.net)
須山 慶太

イヤーマフ

Think About Your Ears

本製品監修者であり、数多くのアーティストのカスタムイヤーモニターを製作している、
FitEar代表取締役・須山慶太さんへ『聴覚保護』に関してうかがいました。

01RISKRISK

世界で警鐘されている若者の難聴リスクとは?

外出先でも気軽に好きな音楽を楽しむことができるヘッドホン/イヤホンでの音楽鑑賞は、今やすっかりライフスタイルの一部になりました。またライブコンサートなどイベントでの音楽体験も若い方はもちろん、お子さんを連れて家族でといった参加も増えてきました。一方、時として大き過ぎる音量で音楽を聴く、長い時間聴き続けてしまうといったこともあり、知らず知らずのうちに耳に大きな負担を与えてしまう危険も。

様々な場所で生活する上で、耳には環境に適応し、必要な音声情報をキャッチするという役割があります。騒がしい場所であっても、耳は環境に合わせ自動的に感度を下げ、その場で過ごすことができることができます。バスや電車の中で一眠りできるのもこうした耳の感度調整機能のおかげです。

小さな音から大きな音、様々な楽器の音色により構成される音楽を聴く時にもこの耳の優れた機能が発揮されますが、それがあまりに大きな音になった時、感度調整が働き大き過ぎることに気がつかず、そのまま聴き続けてしまうことがあります。

世界保健機関(WHO)は世界で11億人の若者が騒音性難聴になる危険にさらされているとして音楽を楽しむ際には音量と時間を意識し、聴覚保護への配慮を訴えています。

02ISSUEISSUE

音楽ライブや競技鑑賞時の耳への負荷とは?

イヤホン、ヘッドホンで音楽を楽しむ場合、聴く時間を考えながらご自身で音量を調整することができますが、ライブコンサートや音楽フェスなどのイベントでは、自分に合わせてボリュームを控えるという訳にはいきません。

こうしたイベントで音響エンジニアはアーティストが表現したい音楽を届けることができるようサウンドバランスの調整を行なっていますが、音楽ジャンルによってはどうしても大きな音になる場合もあり、広い会場でたくさんの来場者に音楽を届ける上で、音量が高くなるエリアも生じます。

「ちょっと耳がキツい」という時、会場によっては聴く場所を移動することで耳への負担を抑えることができますが、席やエリアが決まっている場合にはこうした対応は難しくなります。

音による耳への負担は「音量×時間」と考えられ、大きな音でも比較的短い時間では問題がないものの音楽フェスのような長時間に渡るイベントでは、音楽を楽しむうちに聴覚への負担が蓄積されてしまうことも。

こうした負担を減らすことができないか。近年アーティストサイドからSNSを通じ聴覚保護を訴えるメッセージや、ライブコンサートの会場に音楽鑑賞に適したイヤープラグ(耳栓)を用意するなど、情報発信や対策が注目されてきています。また音楽イベントを提供する企業からも、音楽体験と聴覚保護を両立することができないか、イベントのあり方や音楽フェスでの休憩スペース設置といった動きが出ています。

03SAFETYSAFETY

日常生活での負荷や必要なケア

音楽以外にも私たちは様々な音に囲まれながら生活をしています。WHOは聴覚に影響を与えないためのガイドラインとして、一週間に許容される音量と時間を「80dBで40時間」として提言しています。

これはもともと工場や工事現場で働く方の聴覚保護を想定し、1日8時間、週5日の労働時間において、それを超える音量の労働環境では耳栓やイヤーマフをして耳に加わる音量を下げてくださいという労働衛生基準として利用されてきました。

音楽と騒音は周波数や音の抑揚が全く異なるためそのまま同様に扱えるものではありませんが、聴覚への負担は「音量×時間」の関係であり、それを意識するという点では価値のある提言と言えます。

また聴覚保護を考える時、音楽のことだけではなく、お仕事や趣味を楽しむ場面での音も聴覚に負担を与えることを考える必要があります。騒音下での就業や趣味の活動といったことがあれば、適切に耳栓やイヤーマフを利用することでトータルな聴覚負担の抑制に加え、「音楽を楽しむ時間をとっておく」、「いつまでも良い音で音楽を楽しむ」ことにもつながります。

音楽を聴く時も、「音楽に没頭して聴きたい!」時にはボリュームを少し大きめにする分聴く時間を短くする、作業のBGMとして長時間聴くのならば音量を抑える、といったことも、音と上手に付き合うコツでしょう。

―We can “ ● ● ● ”―
家族と一緒になら、なんだってできる。

Wican(ワイキャン)は、ユニバーサルミュージックが立ち上げた、
家族や親子で過ごす時間を豊かにするためのファミリーパートナーブランドです。

家族との絆、子供との絆、大切なものがあれば私たちは何だって挑戦できます。
Wicanを通して新しい家族の発見をして欲しい、いつだってポジティブでいて欲しい。
そんな想いをこめました。「e = いい」をもっと大きく「i = アイ」に変えて。
私たちは家族や子育てのあり方を最大限にポジティブにしていきます。

私たちは、“家族”や“子育て”をポジティブに向上させ、これからの 家族時間を
「音楽、エンターテイメント、カルチャー」が溢れる、
お出かけの未来という“無限の可能性”を創造していきます。

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