
宮沢賢治の『風の又三郎』はこう始まる。「青いくるみも吹きとばせすっぱいかりんも吹きとばせ」。童話の中で子供たちはそんな歌を夢に聞く。ヨルシカのデジタルシングル「又三郎」はその一節を引用し、広く知られた名作にオマージュを捧げた一曲だ。童話に登場する風変わりな転校生が、もし本当に風の精霊だったなら。時を超えて2021年の今も生きていたならば。風の又三郎が何気ない素振りで隣にいたならば、果たして僕らはその子に何を願うだろうか。鬱屈を抱えた毎日や、不透明な未来や、不誠実がまかり通る社会の仕組みや、何もかもを吹きとばしてほしいと思わないだろうか。 Text:柴那典/音楽ジャーナリスト
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