君(と僕)のBIRTHDAY
作詞 : 松任谷由実 作曲 : 松任谷由実
高架線 渡る街に 夕焼けがはじまる
ヘッドライトもネオンも光りだす
小さな花束持って 改札駆け抜けて
きみより先に着かなきゃあの店に
あんなこと言ったのは 本当に好きだから
ひとりぼっちがこわかったから
きみがこの世に生まれてありがとう Birthday
渋滞のランプの列は ゆれるキャンドルみたい
僕の瞳の中を飛び去ってゆく
きみもきっと急いでる 僕のこと想ってる
きみより先に着かなきゃあの店に
どんなことがあっても 二度とすれ違わない
ひとりぼっちにさせないから
きみがこの世に生まれてありがとう Birthday
今日はきみのBirthday 素敵なきみのBirthday
月も追いかけて来る
今日はきみのBirthday 素敵なきみのBirthday
もうすぐ もうすぐ会える
こんな気持ちがあると 思ってもみなかった
ひとりぼっちがこわかったから
きみがこの世に生まれてありがとう Birthday
ひとりぼっちにさせないから
きみがこの世に生まれてありがとう Birthday
ある日、「BIRTHDAY」って言葉がどこからか聞こえてきたんです。その声に導かれて出来た歌です。「この世に生まれてきてくれてありがとう」って、心から言える誰かがいることほど、自分の生の意味を感じられる瞬間はないのかもしれない。もしかしてそれが過去のことであっても、もうその人がいなくても、そういう誰かがいたことは、あなたの宝物。
都会の夕刻。ぽつりぽつりと灯る明かりがふたりを祝福する中、相手もきっと自分を想ってくれていると信じられる、奇跡のような夕暮れです。