AVALON
作詞 : 松任谷由実 作曲 : 松任谷由実
明けやらぬ空に 息は白く
魂はすでに駆けている
世界が目醒める前の夢の中
青い翼 広げて
還り来ぬ日々を 嘆くなかれ
残されしものに 力を見よ
苦しみの末に きみを解き放て
永遠を刻め 自由に
輝く草原 高鳴る鼓動
いつか見たまま 胸に在るまま
きみが呼んでる 声が聞こえる
それは今だと それはここだと
東の地平が燃え出すとき
きみは目を閉じて走りだす
栄光はそこにあると信じながら
永遠を目指す アヴァロン
たなびく青雲 脈打つ生命
いつか見たまま 我に在るまま
輝く草原 高鳴る鼓動
いつか見たまま 胸に在るまま
たなびく青雲 脈打つ生命
いつか見たまま 我に在るまま
輝く草原
いつか見たまま 胸に在るまま
アヴァロンは、アーサー王終焉の地。ローマ皇帝さえも倒した彼が、この地で傷を癒すも志半ばに最期を迎えた。※
しかし、その遺志はわれわれに力を授ける。アーサー王は立ち上がれなかったけれど、われわれはまだ戦えるはず。戦うよ、少なくとも私は。「青雲の志」は若者の特権と言われるけど、われわれにだって権利はあるはず。命を輝かせる時間は残されているはず。颯爽と風に向かって、さあ行こう。
※諸説あります。