NEW ALBUM

GUITAR GALLERY

ギタリスト・布袋寅泰の40年間にわたる活動の中で、ライブ、レコーディング、撮影など
様々な場面で使用されてきたギターの数々をこちらでご紹介します。

Blast Cult Batavia Gold & Cream

アメリカのギター・ブランド、Blast Cult製のフル・アコースティック・ギター。Bataviaはオリジナルのヘッド・ストックやインレイ、透明のピックガードなど、ビルダーのジェイソン・バーンズのこだわりが詰め込まれたモデル。大きなピックアップ(1580)もオリジナルで、ハンドワイヤリングにて製作されている。サウンドはオールマイティーでGUITARHYTHM VI TOURでは繊細なアルペジオからヘヴィーなディストーション、ソロまで大活躍。ギター・テック内田氏からは「これまで箱モノはグレッチなどを使っていたんですけど、各個体で音量のバラつきがあったし、歪ませるのでハウリングの問題もあった。でもBlast Cultはその問題が解決されていて素晴らしい」と評されている。 今後、レコーディングやステージでさらなる活躍が期待される1本。

FENDER Custom Shop Telecaster

99年のシングル「バンビーナ」のPVで印象に残るテレキャスターで、近年ステージやレコーディングでも大活躍しているメイン・ギターのひとつ。フェンダー・カスタムショップが98年に製作した 60sカスタム・テレキャスターというリイシュー・モデルで、ボディのトップとバックにバインディングが施されているのが特徴。ピックガードはブラックの3プライへと交換。意外にもこのギターが布袋にとって初めてのフェンダー純正のテレキャスターとなる。高音域がトレブリー過ぎずバランスの良いサウンドが気に入り、リビルドやノイズ処理は施されているものの、基本的にはオリジナルに近い状態で愛用されている。 「IDENTITY」のPVにも登場している。

Motor Avenue Guitars BelAire

GUITARHYTHM VI TOURで「Middle Of The End」、「Freedom The Dark」、「Doubt」、「Give It To The Universe」と、『GUITARHYTHM VI』の楽曲を演奏する際にメイン的な活躍を見せたアメリカ製のハンドメイド・ギターでブラック・メタリック・カラー仕様。『GUITARHYTHM VI』のMAN WITH A MISSIONとの共作「Give It To The Universe」ではドロップDチューニングで使用された。ES-335よりウエストの広いフラットトップのセミ・ホロー・ボディ、リッケンバッカーのような鋭いホール、テレキャスター・シンラインからヒントを得た大きなピックガードなど、さまざまな名器の要素を盛り込んでいるのが特徴。2011年のイギー・ポップのロイヤルアルバートホールのライブに参加したクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのギタリスト、ジョシュ・オムのサウンドに影響を受けてオーダーしたスペシャルモデル。

ZEMAITIS Custom Deluxe"Disc Front”

ローリング・ストーンズのギタリストであるロン・ウッドが使用していることで有名なゼマイティスのディスク・フロント。円形の金属プレートがテレキャスターをモチーフとしたようなボディに取り付けられ、3つのハムバッカーが重厚なムードを醸し出している。ボディはフラット・トップではなく、緩やかなアーチを描き、カッタウェイの部分も三次元的で有機的な仕上がりとなっている。スライドギター用にデザインされたもので、トニー・ゼマイティスによって製作された同じデザインは、わずか9本しか存在していない。78年製。 PV「BELIEVE ME, I'M A LIAR」で登場している。

GIBSON Flying V [Paint]

ブラック・ボディにホットロッドなファイヤーフレームと不死鳥のペイントが組み合わされた、和と洋が融合したグラフィックが施されているギブソン・フライングV。74年製で、92年の「GUITARHYTHM WILD TOUR」より使用されていたが、「DOBERMAN TOUR」に合わせてBONZAI PAINTの倉科昌高氏によってカスタムペイントが行われた。ボディ・バックには。"音鬼布袋寅泰"の和洋折衷主義の文字と絵柄が見事にペイントされている。ボディ下部左側に貼り付けられているのはケーブルを留めるためのマジックテープ。「HOTEI GUITARHYTHM Ⅵ TOUR 2019 “REPRISE”」でも使用された。

FERNANDES/ZODIACWORKS TE-Hotei

BOØWY時代の1985年頃に"ギターの未来の形"というコンセプトの基に開発され、それ以来、布袋の身体の一部となっているTE-Hotei。フェルナンデスとの共同開発によって誕生したモデルだが、長年のバージョンアップを重ねた結果、現在はゾディアックワークスのネック、ブリッジに交換され、アッセンブリも新たなものとなり、オリジナル・パーツはボディのみとなった。ボディはアルダー製、長年使用されているにもかかわらず塗装はタフで、ボディ裏側の塗面の痛みも少ない。そのボディーに描かれている幾何学模様は、布袋のリクエストで手描きのラインが採用されている。この幾何学模様は今や布袋寅泰を象徴するトレードマークとして多くのファンに愛されている。ネックはメイプル、指板はエボニー製。ネックのグリップはプレイ・スタイルの微妙な変化に対応し、現在は初期と比べてやや細い握りとなっている。ピックアップは EMG SAが登載されている。布袋と共に歩んできた記念すべきギターである。

FERNANDES TE-HT with Sustainiac [Main]

90年代初頭に製作された、フェルナンデス・サスティナーの原型となるサスティニアックが搭載されたモデル。アルバム「GUITARHYTHM II」のレコーディングで初めて使用された。ライブでは1991年に行われた「GUITARHYTHM REPRISE」のラストナンバー「FLY INTO YOUR DREAM」でステージに初登場した。リア・ピックアップはサスティニアックとのマッチングのためにセイモア・ダンカンJB、そして2点支持のシンクロナイズド・トレモロが搭載されているのもTE-HTの中では異色と言える。リア・ピックアップの周囲にはサスティニアックの効果をクリアにするためにスポンジが詰められている。メインと同様にホワイト・ラインが経年変化によりクリーム色に変色している。

ZEMAITIS Custom Deluxe"Wild"

日本のギタリストの中でゼマイティス・ギター・コレクターのトップに挙げられる布袋だが、その中でも最も愛用されてきたのが"Wild"の愛称で呼ばれるこのギターだ。アルバム「GUITARHYTHM III」のレコーディング前に入手し、このレコーディングより使用されている。 "GUITARHYTHM WILD"ツアーで活躍したことからこのニックネームが付けられたが、そのサウンドも荒々しく太い。細身のネックやクリア塗装が施された工ボニー指板も特徴的だ。トニー・ゼマイティスの製作したギターの中でも、トップ・ランクのものであることを示す槍型のアジャストロッド・カバーがセットされた69年製。ピックアップはゼマイティスがオーダーしたケントアームストロング製を搭載している。ボディ裏には惜しげもなくステージで使用した塗装の剥がれが確認できる。コントロール・キャビティ・プレートには90年に布袋のためにリファービッシュが施されたことを示す文字が刻まれている。トニーが存命中に一度補修に出されたことで外観も綺麗になったが、その後の愛用により現在の姿になった。

ZEMAITIS Custom Deluxe"Pearl Front"

90年代初頭、「GUITARHYTHM II」の頃に入手したパール・フロントのゼマイティスで、日本を飛び出し世界を目指そうとした布袋にギタリストとしての道を示したという一本。"Wild"と並んでライブやレコーディングなどで頻繁に使用されてきた。マザーオブパールが敷き詰められた中央にアバロンがリング状に埋め込まれているのがデザイン上のポイントだが、ヘッドまでパールが覆っているのが印象的だ。この豪華な仕様は、トニーゼマイティスが製作したギターの中でも4本しが存在しないというとても貴重なもの。"Wild"とは対照的に上品なキャラクターを持ち、よくソロのレコーディングで使用される。2002年リリースのアルバム「SCORPIO RISING 」のジャケットアートワークや、PVでは「サレンダー」や「命は燃やしつくすためのもの」に登場している。

TAYLOR Hot Rod Hotei Signature Model

2004年に100本の限定で発売されたカスタム・モデルを布袋が気に入り、同じデザインでボディを一回りコンパクトにして2008年に完成したシグネチャー・モデル。ブラック・フィニッシュのボディはグランド・オーディトリアム・サイズで、トップにはソリッド・スプルース、サイド&バックにはソリッド・メイプルが使用されている。指板やサウンドホール周りのファイヤー・パターンはペイントではなく、木目を活かして着色された木材を組み合わせたインレイで描かれている。テイラー・オリジナルの工クスプレッション・ピックアップシステムを内蔵したエレクトリック仕様。FUNKY PUNKY TOURで使用され、2008年には50本限定で発売されている。