──杉山さんが林檎さんと初めてお仕事されたのはいつからですか?
「2000年に私は衣装らくや(呉服店)に所属していたんですけど、スタイリストの方が『座禅エクスタシー』の衣装として林檎さんの着る浴衣の帯を買いにいらして。その締め方の指導で衣装のフィッティングにおうかがいして、ご本人にお会いしたのが最初ですね」
──その後、再会したのは『加爾基 精液 栗ノ花』に関連するお仕事なんですよね。
「そうです。林檎さんの事務所(黒猫堂)から偶然着付け依頼のご連絡頂いて、『加爾基〜』の歌入れをやっていた熱海へお伺いしたんです。その時再会した事はご本人は気付いてはいなかったのですが。まだスタイリストになる予定もなかった私に対してその後は直接お仕事の依頼をくださるようになったんです。私で良いのか?と、かなり驚きました。夢中でしたね」
──さらに杉山さんは普段、着物のスタイリストでいらっしゃいますが、林檎さんに関しては洋服のスタイリングも担当されています。
「そうですね。洋服のスタイリングは「この世の限り」の撮影から声を掛けて頂いたんですけど、それ以前は全くやったことがなかったので、お話を頂いて、本当にびっくりしました。今回の『(生)林檎博’08』にしても、こんな大きなステージで洋服のスタイリングというのは初めてでしたからね」
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