初ツアー「先攻エクスタシー」からライヴのプランニングを手がけるソーゴー東京、山中達也さん。 彼が語る椎名林檎ツアー秘話とは？ このツアーはホントすごかった（笑）。4本しか出来なかったんですが、当時オファーをくれた200校。全部回りたかったんですが（笑）、やっぱり日が重なったり、「本能」のプロモーションがあったりということで、やはり短縮して行くことになりました。ファンの方々にはこの場を借りて感謝します。 このツアーでは林檎ちゃんのアイディアで各学校の校歌をSEに使いました。そうすると、ひょっとして椎名林檎を観るのは初めてかもしれないけれど、校歌のおかげで、校歌を知っている子たちの気持ちが高ぶるじゃないですか。そういう部分で、学園祭だから手抜きせず、学園祭ならではのアイディアを思いついた林檎ちゃんはすごいな、と。 それでいて、内容自体はかなり自虐的なライヴですよね。檻の中に入って、「ここでキスして。」も「本能」もやらないしアンコールなし。檻から出たのはラスト3曲だけで。全18曲中、15曲は檻の中。「先行エクスタシー」は火で攻め、今度は檻、まるでプロレスを観てるみたいですよね（笑）。 しかも、このツアーのために新曲を作るっていう林檎ちゃんのアイディアもあって、素晴らしいものができたのではないかと思っています。 ※電脳RAT vol.10