November, 2016
Title.
Afrodisia
Artist.
Kenny Dorham
僕がこの曲に出会ったのは、青山骨董通りの時計屋の地下にあった真っ暗なダンスホールを持つクラブだった。Art BlakeyのドラムとCarlos "Patato" Valdesのコンガが生み出す強力なグルーブと、Kenny Dorhamの控えめでありながらも情熱的なソロ。スーツでキメた大人達が、赤いレーザーライトに照らされたダンスフロアで踊っているその光景。それこそが今でも音楽を続ける原動力になっているんじゃないかな、と20年経った今、思う。
Album.
『Aflo-Cuban』UCCU-5684
Title.
Recado Bossa Nova
Artist.
Hank Mobley
件のクラブでは幾多の名曲に出会ったのだが、中でも耳の奥にこびりついて消える事の無いピアノリフを持つ曲があった。それがこの「Recado Bossa Nova」だ。朝まで踊り明かした後、シャツの背中に汗を感じながら歩く表参道駅までの道すがら、Harold Mabernによるその強力なピアノリフが脳内をリピートして、ステップを踏んでたっけな。シンプルなメロディーは口笛にもちょうどよくて気分はLee Morgan。聴きすぎてソロ覚えちゃった。
Album.
『Dippin』UCCU-5664
ミュージシャン
社長(SOIL&"PIMP"SESSIONS)
「SOIL&"PIMP"SESSIONS」のアジテーター。ジャズの枠組みを超えたパンキッシュでエネルギーに満ち溢れたパフォーマンスは世界中で高い評価を受け、数多のビッグフェスティバルに出演中。また、社長のもう一つの顔であるDJは、1996年より活動を開始。ジャズを軸にしながらジャンルの壁を超えた選曲で、高揚感に包まれたフロアを演出している。2016年4月には約1年半ぶりとなるオリジナルアルバム『BLACK TRACK』をリリース。
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