
井上:SCHOOL OF LOCK!の校舎は広いなー! 図書部もちゃんとあるんだ~!! へー。後で覗いてみよっと! おっここか…。B組の教室。
(ガラガラ…)
井上:あたし、高校の時に会った、図書隊員の人みたいになりたくて、ここに来たんです!
映画『図書館戦争 革命のつばさ』笠原郁役の井上麻里奈です!
小出:本物じゃないですか、完全に。ホントにすみません! ゲストの方に小芝居してもらうのが本当に申し訳なくて。しかも本業のかたにちょっと演技してもらうのとか……いや、本当にありがとうございます!!
井上:こちらこそありがとうございます (笑)
小出:生ヘッドフォンで声優さんの声が聴けるなんて本当に幸せです!
さっそくですがまずは1曲、おかけしていただいていいですか?
僕らの共通点っていったらほんとこの曲くらいしかないんで…。
井上:そんなことないです! タメ(同い年)ですタメです!!
小出:そうそう! それもあるんですけどね。ではせっかくなので井上さんに曲紹介をお願いします!!
井上:はい! 映画『図書館戦争 革命のつばさ』主題歌、Base Ball Bearで「初恋」!!
♪ Base Ball Bear 「初恋」
小出:声優さんがベボベLOCKS! に来るのは初めてです。
井上:光栄です! ありがとうございます。いつもは皆さんでやられてるんですよね。
小出:4人でくっちゃくちゃのラジオやってます。僕もゲスト慣れしてないので、よろしくお願いします。
井上:よろしくお願いします!

小出:では、井上さんと図書館戦争についてお話していきたいんですが、まずは物語のあらすじの方を僕から簡単に説明させて頂きます。
『メディア良化法』という表現の自由が抑圧される本の検閲が厳しくなった日本で、本の自由を守るために図書館は武装組織「図書隊」を結成し戦っていき、その抗争が戦いのメインなんですが、本当のメインは、そんな「図書隊」に憧れて入隊した主人公・笠原と、その教官である堂上のあまあまラブストーリーです!
井上:正解! (笑)
小出:棒読みになっちゃいました……。
小出:僕まだ映画観れてないんですけど、おそらくシリアスな面、図書隊の戦いのドンパチが結構あるんじゃないかと…。原作だと4巻(本編最終巻)ですよね?
井上:「図書館革命」という本が(劇場版の)物語になっています。
小出:クライマックスですもんね。結構派手になっていってる。
井上:小出さんは原作の方も読まれてるんですよね?
小出:全部読んでます。
井上:すばらしい! ファンじゃないですか!
小出:普通にファンです (笑) 普通にファンだから今回も劇場版の主題歌を「やらしてください! お願いします!」と。
井上:いやもうテレビシリーズの『changes』も超好きでした!! カラオケで何度歌ったことか!! テンションあげるときはとりあえず『changes』かな、みたいな。あの爽快感がすばらしかったです。
小出:あ、ありがとうございます!
小出:それで今回の主題歌『初恋』なんですけど…。
井上:素晴らしかったです!!
小出:ホントですか!? 僕、褒められ慣れてないんです。
井上:みんな褒めてあげてくださいよもっと!!(笑)。 濃厚な戦いを見終わった後、最後に良いシーンがあるんですよ。で、そのシーンの後にこの『初恋』が流れると本当にきゅーんとなります。私はやっぱり笠原の気持ちを通して物語を見るので、笠原の気持ちでこの曲を聴くと、ホントに涙が出てくるんですよ。
小出:それを主演の方に言っていただけるとホントに嬉しいです。
小出:今回の劇場版なんですけど、脚本を読んでみて、演じてみてどうでした?
井上:原作のファンの方もたくさんいらっしゃるので、原作のファンの方にも喜んでいただきつつ、初めてご覧になった方でもちゃんとした物語として成立させなければいけないといういろいろな葛藤があり…。でもアフレコに関しては、原作者の有川先生も現場にいらしてくださって。
小出:有川先生すごいですよね。なかなかここまで現場についてくれる方いないですよね。
小出:今回劇場版って3~4年ぶりなんですね。
井上:そうなんですよ! テレビシリーズを録ってるときから4年ぐらい経っているので…。
小出:僕も『changes』えらい昔の曲だなーと思って。で、3~4年ぶりに演じるってどうなんですか?
井上:今回演じるにあたって久々にテレビシリーズを見返したんですけど、あまりにも自分が若くて!! 拙さにあ然としました。自分なんでこんなんで満足してたんだ、みたいな (笑)
小出: (笑) そうなんですね。
井上:これを皆様にお見せしていたんだなって……。
小出僕も3~4年前の音源、『changes』とかめちゃめちゃリテイクしたいです!
井上:私ももう一回録り直したいんですけど、あの時はちょうど郁と同い年くらいで、自分の等身大でぶつかっていけばいいやって気持ちで演じてたんですけど、今回は4年たって自分も大人になってるので、いろいろな経験を積んだ後に見返せるっていうのはすごくいい経験でしたし、今だからこそできる笠原郁を演じられたかな、と。

小出:で、あの今回ですね…映画の方で僕も声優をやらせてもらってまして……。
井上:そうなんですよ!!
小出:大丈夫でした?
井上:劇場で初めて聴かせていただいたんですけど、めちゃくちゃナチュラルでした! すっごいお上手!! 初挑戦なんですよね!?
小出:初挑戦なんですけど、演技やりたくないって言ってる人なんです。ホントに演技ダメなんですよ。だからミュージックビデオでも僕の演技パートとかやめてくださいって言ってるし、このベボベLOCKS!でも1回ラジオドラマやってるんですけど、その時も超イヤイヤやったくらいで(笑)、ホントに演技ダメなんです。今回やらせてもらった役が特殊な役で、どういう準備したらいいかわからなくって(スタジオに)行ったんですけど…。でも現場で音響監督さんが、普段僕がやっているような音楽のレコーディングみたいな感じの演技指導で。どこかのセリフのトーン=音色を明るめにとか、キーを3度くらい上でとか、かなり音っぽいことを言われたので、すごくわかりやすかった。でも芝居がどうかっていうのはちょっとわかんなかったですよ…。
井上:バッチリでした! ホントに観て確かめていただきたい。
小出:結局仕上がりがどうなるのかとか想像がつかないまま、気づいたら「OKです」って言われたので…。
井上:素晴らしかったです。小出さんのキャラクターはすごくポイントになる役なので是非注目して観ていただけたら嬉しいです。

小出:最後にあらためて図書館戦争の見所について教えてください。
井上:今回劇場版という事で、日常的なほのぼのシーンもあり、かつ劇場版ならではの激しいアクションシーンは息をのむようなシーンも満載でした。そして、主人公笠原郁とヒーローの堂上教官の恋模様がさらに発展しいろいろな展開が待っておりますので、是非是非いろんな面に注目して何かを感じていただけたらなと思います!!
小出:ということで、かつてないほど綺麗な声でお届けしたベボベLOCKS! でした。
今日はありがとうございました!!
井上:ありがとうございました!!