日本人のこころに、時をこえて郷愁とやすらぎを
もたらしてくれる童謡・唱歌。
その抒情のふるさとは、「地方」と呼ばれる美しい自然であり、
あたたかい人情にほかなりません。
であるならば、それを歌うのも、ふるさとで歌おう。
ふるさとの人びとと心を通わせ、心を響かせよう。
そう思い立ったのが、由紀さおり・安田祥子姉妹です。
姉妹が幼いころ親しんだ童謡・唱歌に
もういちど本格的に取り組み始めて昨年で30年。
これを契機に二人は新しい旅に出ました。
歌のふるさとを巡り、ふるさとへの想いを交わすために。
すでに、いくつかの「地方」をお訪ねしました。
人びとはその歌声によって、
あらためて自分の暮らす風土の力を実感したと言ってくださいます。
懐かしさは新しさを生む。
姉妹の旅はこれからもつづきます。





